5:OFFの日記

2009年11月 8日 (日)

そして収穫

Imgp5929

5月に田植えをして以来、秋も恒例の稲刈りに行けることを楽しみにしていたのだけど、今秋はスケジュールが合わず叶わなかった。

それは少し残念だったが、あの田んぼで無事収穫されたお米が送られて来たので、9月終わり頃から自宅で美味しく堪能している。
無農薬、無化学肥料、無除草剤のオーガニック米。

発芽玄米で食するべく玄米で送って頂き、上の写真は約3合分を水につけて発芽させているところ。
こうして2〜3日間かけて発芽させたところで、(我が家では南部鉄の釜で)炊いて食べる。

ほんの少しだけ(本当にスズメの鼻クソほどの僅かではあっても)自分もこの稲作に関わったのだと思うと、お米の有り難さ、美味しさもひとしおである。
いや、そんな思い入れなどなくとも、実際にとても味があって、甘みがあって美味しい。

Imgp6336

いただきます。

ごちそうさま。

この(自然の)お米一粒ずつが自分(のピアノ)を通して意味ある一音になる(・・といいなぁ)。
・・などと当たり前のことを改めて思えたりすることは、この春田植えに参加したことのもう一つの収穫であるかもしれない。
(春の田植えの記事はこちら。ついに!田植え

by りき哉

2009年8月15日 (土)

ナストンボ

お盆にキュウリと茄子で作る精霊馬(牛)。
最初はもちろん4本足の牛だったのだけど、お母さんが夕飯の支度をしている隙に、息子(3歳)が爪楊枝を沢山刺して・・、気づいたらこんな姿に。

Nasu_tombo

あらら、ハリネズミになっちゃった。
これじゃ(天国の)お祖父ちゃん痛くて乗れないよ。

でも彼曰く「これ、トンボ」とのこと。
「どうしてこれがトンボなの?ハリネズミじゃん。」
「ううん。ナストンボ。」

まあよろしい・・。
お祖父ちゃん、乗りにくいだろうけど今年はこれでご容赦ください。
来年はきっと馬と牛を用意しますので。

by りき哉

2009年7月 5日 (日)

桑田瑞穂さんの写真展

先日JALの機内誌をめくっていて、その中のある一連の写真に、釘付けになって魅入ってしまった。
イタリア トスカーナの紀行文に添えられたそれら一枚一枚の写真が、なんとも素敵で、それはその風景自体が素敵なこともあるだろうけれど、それよりも私が感じ入ったのは、写真としての(光とか、瞬間とか、空間とかの)切り取り方、というようなことについてであった。
・・などと言うと、素人が何をエラそうな、という感じだが、最近は地方へのコンサートツアーにも必ず一眼レフを携帯している私としては、それらの写真を純粋に鑑賞する姿勢が半分、「ああ、一体どうしたらこんな風な写真が撮れるのだろう」と(初心者ながらにも)勉強・分析する姿勢が半分だったのだ。

そして、こんな素敵な写真を撮る写真家はどんな方だろう、と思ってお名前を探したら・・・、あらびっくり。

先日発売になったbando-bandのCDアルバムのジャケットを撮影してくださった、桑田瑞穂さんであった。

今年3月、レコーディング現場で私たちを撮っていただいたその写真も、本当にとても素敵だった。
写真家・桑田さんの素晴らしさを図らずもこの機内誌の写真で再確認した、というよりも、これによって、私はすっかり桑田さんの一ファンになってしまった。
お会いすると、とても物腰の柔らかい、優しい感じの方である。

そして、その桑田さんの写真展が、明日から横浜で開かれる。
以下、桑田さんから頂いたメールより一部転載。
-------------------------
今回の写真展では、モローという厚手で目の粗い、
コットン入りの画材用紙をプリントに使用しました。

モニターや印刷媒体では再現しきれなかった
瑞々しい森の空気感を表現することがねらいです。
森を歩く時に感じる静かな喜びが
少しでもお伝えできれば幸いです。
--------------------------
とのこと。

まだCDジャケットと機内誌でしか触れていない桑田さんの写真を、この機会にぜひともライブで堪能してみたい。
楽しみだ。
わくわく。

桑田瑞穂 写真展「屋久島の森を歩く」
2009.7.6 - 7.12
10:00 - 17:30(最終日は16:00まで)水曜休館
於:エリスマン邸
神奈川県横浜市中区元町1丁目77-4
tel 045-211-1101

桑田瑞穂 web site
http://www.mizuhokuwata.com/

by りき哉

2009年6月12日 (金)

写真から聴こえてくるジャズ

jazzと一言で言っても、それを言葉で定義することは(たぶん)不可能だ。
あらゆる物事がそうであるように、それには無数の切り口があるし、その境界、つまり「jazzである音楽」と「jazzではない音楽」の間を一本の線で区切ることはできない。
エンターテイメントとしての音楽から、アート、実験的な音楽まで、jazzの中にもさまざまな音楽がある。

横浜の老舗ライブハウス「AIREGIN(エアジン)」は、jazzの中でもとりわけそのクリエイティビティとオリジナリティを第一義とするような音楽を発信しつづけている、相当にハイテンションなハコである。(と私は認識している。)
今年で40周年になるそうだ。

写真家の荒谷良一(あらたに りょういち)さんは、長年にわたり、そのAIREGINでミュージシャンの演奏している姿を撮影されている。
(昨年発売されたTAKAO BANDのCDアルバムでも私たちの写真を撮ってくださいました。このブログに使っている私のプロフィール写真も、その時に頂いたカットです。)

荒谷さんの、AIREGINで撮影した数々の写真の中から厳選した100枚を展示する写真展「LIVE at AIREGIN」が、今日から銀座CANON GALLERYで開催となり、私も鑑賞にと(妻と息子を連れて)赴いた。

Aratani_photo_01

Aratani_photo_02


100人の鬼気迫る、あるいはクールな、あるいは無邪気で楽しそうな(・・ともかく音楽に深く没入している瞬間の)顔・姿が並ぶ中に佇むと、写真からもその音楽のエネルギーが怒濤のごとく迫ってくるようだった。

写真一枚一枚に表出している熱気もすごいが、ぎっしりと並べられた100枚(100人)という量にも圧倒される。
もはやこれは、AIREGINの空気に包まれている、と言ってよい。

荒谷さんの温かく熱い人柄と、撮影しながらその瞬間の音楽を心底楽しんでいる気持ちが、写真に写っていると思う。
ミュージシャン側も、そんな荒谷さんを信頼しきって音楽の中を突き進んでいる。

時間とともに瞬間瞬間に生まれ消えていく生(なま)の音楽と、瞬間を切り取り定着させる写真。
音がそこから立ち現れてくるかのようなこのモノクロ写真たちは、ミュージシャンと荒谷さんとのコラボレーションだ。


ちなみに、日本を代表する強力なジャズメンたちに混じって、嬉しいことに私の写真も並んでいる。
(ジャズメンとして私が別にすごいわけじゃなくて、写真作品として選に入っている、ということですけど。でもともかく、この写真展の被写体になっていることは光栄なことだと。)

「会場の写真を撮ってもいいですか」と訊いたら、「どうぞどうぞ。あ、それじゃあ、ご家族の写真を撮りましょうか」と荒谷さん。
その私が写った写真をバックに、(ノーギャラで)私たち家族の写真を撮ってくださった。(荒谷さん、どうもありがとうございます!)

東京・福岡でお時間のある方、どうぞ足を運んでみてくださいませ。
(入場無料)

荒谷良一 写真展
「Live at AIREGIN」

2009年6月11日(木)~6月17日(水)
於:銀座 CANON GALLERY

2009年7月6日(月)~7月17日(金)
於:福岡 CANON GALLERY

荒谷良一さんの web site
http://www31.ocn.ne.jp/~aratani/

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by りき哉

2009年5月 7日 (木)

ついに!田植え

Taue200901

二日前に、地下足袋を購入。
そして今日(5/6)は、我が家の恒例イベントになりつつある田んぼのお手伝いに、房総は一宮へ。

恒例と言っても、過去(一昨年と昨年)に行ったのは「稲刈り」だけで、私は「田植え」は今回が初体験である。
やった〜!念願の田植えだ〜!

 (稲刈り体験の過去ログはこちら
  稲刈り→2007年の初体験
  稲刈り 2008

念のため、再び紹介しておくと・・、
友人の玉木一家は、千葉県一宮で「半農半ミュージシャン」を実践し、農薬・化学肥料・除草剤を使わないオーガニック米を作っている。

今日の参加者(お手伝い)は、ざっと30人くらい。
ちびっ子も含んでいるので、その面倒見で作業できない大人も除くと、実労働者数は10人くらいだったかな。
ウチも、息子(3歳半)と妻は田んぼには入らず、私だけ。

私と同様、田植え初体験の人も多い様子だ。
皆が集まったところで、やり方の説明が玉木さんからあり、皆真剣に聞く。

最初に田んぼの端から端まで糸をピンと渡してライン決め。
そして自分が担当するラインへ、苗を持って入って行く。
まっさらな地下足袋を履いて、水を一杯に張った田んぼに最初の一歩を踏み入れると、ズブズブと膝下まで沈み込んだ。
ああ、この感触は、子供の頃によくザリガニを田んぼで捕ったりして遊んだとき以来だ。

一人が担当するのは糸と糸の間、幅120センチのラインである。
30×60センチのトレイを二つ持って、それで測りながら正確に30センチごとに苗を植えて行く。
縦・横のラインがキチンと揃っていないと、今後の(除草機を入れた)作業に大きく差し障るので、隣の人と歩調を合わせながら慎重に、丁寧に。

最初「冷たい」と思った水はすぐに慣れてぬるく、ドロドロというか、モチモチっとした泥は生暖かい。
苗を植える手元を、オタマジャクシが泳ぎ、アメンボも闊歩している。
カエルの合掌にサラウンドで包まれ、ときどき小雨がぱらつくけど、暑くなくてちょうど良い陽気。

一番つらいのは、腰よりも、深く潜った足を引き抜くのが大変なこと。
(場所によるのだが)一歩進むのにも、バランスを取るのに必死で、力もすごく要る。

何とかやっとこさっとこ、それでも丁寧にやった甲斐あって整然ときれいに、自分たちの担当エリアを完了した。
ふう、アイタタタタ・・、トントン(と腰を叩く)。

昼過ぎには作業を終えて、皆で餅つきしてお昼ご飯。
もちろんこれも、玉木家で作ったオーガニック米である。
つきたてのお餅をたらふく頂く。
ごちそうさま〜!


・・・今度来る時は、草刈りか、稲刈りか。
何と言っても今年は田植えに参加したので、きっと収穫の喜びもまたひとしおだろう。
とても楽しみだ。
(ちなみに、この労働のギャランティは、その収穫したお米のお裾分け、となっている。)

息子の中にも、幼い頃の記憶としてこのような(手作業の)田植え風景が刻み込まれることは、貴重な宝物になるのではないか。
と、お父さんとしては念じている。

Taue200902
皆真剣に田植えの説明を聞いている様子。

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稲刈りの時(乾いた田んぼ)とは全く勝手が違う。ちょっとドキドキしながら田んぼに入る。

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慣れない手つき・腰つきで、とにかく田植えスタート。

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横4人でラインを慎重に揃えつつ、楽しく進んでます。

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半分以上は来たか。沈み込んだ足を抜くのが一苦労。

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田植え完了。写真中央の(手前から奥へ伸びる)4列が、私の成果です。


玉木さんの田んぼブログがこちら。
MONSOON FARM 豊年日記
http://blog.livedoor.jp/monsoonfarm/

by りき哉

2009年3月27日 (金)

初ヒロシマの朝散歩

昨日(3/25)は秋元順子さんのディナーショーで広島に行ってきました。
私は広島は初めて。

ショーとその後の打ち上げはゴキゲンに楽しく終了し、ホテルの部屋に戻って(何気なく)周辺地図を見ると、ホテルと原爆ドームはすぐ近くであることを発見。
おぉ!これは明日(朝8:30出発だけど、その前に)がんばって早起きして行かねば!

・・で、夜明けとともにカメラ(コンパクト・デジカメ)を持ち、
ひとり「平和を願う散歩」をしてきました。

以下、その写真日記。

09032601
まだ太陽がかなり低く、一番上のドームだけがピンスポットのように朝陽に照らされている姿が印象的でした。

09032603_3
桜も二分咲きくらい。花も朝陽に光ってきれいでした。
(やっぱり早起きは三文の得だ)

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(平和の象徴でもある)鳩のカップル。モノクロにしてみました。

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路面電車と原爆ドーム

09032602
「これはぼくらの叫びです
これは私たちの祈りです
世界に平和をきずくための」
(石碑より)


「あの瞬間」と「今現在」が、時を超えて、いま眼前に厳然と共存している。
路面電車もクルマも、花も木々も、鳩もカラスも、通勤を急ぐ人たちも、青い空も朝陽も・・・、原爆ドームの周りで見るモノ全てが平和の象徴であるかのような、不思議な感覚になりました。

一人の社会人として、音楽家として、親として・・・、深く考え、感じ、それを伝えていきたい。
(ということは、いわずもがなですね)

by りき哉

2008年10月 3日 (金)

奏でるトイピアノ〜慈しむべき音

キャットフードを買いに某ディスカウントショップへ行って、素敵なトイピアノを発見した。

電子式のおもちゃピアノが並んだ棚の横を通り過ぎる際に、床にちょこんと置かれていたそのピアノを息子が弾き(叩き)始めたのを聴いて、おっ、それはアコースティックじゃないか、どれどれ、ちょっとお父さんに貸して・・・と。

ハンマーで金属の(板状か棒状の)振動体を叩いて発音する、アコースティック・ピアノである。
昨今はおもちゃピアノも電子式が主流だから、なかなかこういうメカニカルな方式のものは見かけない。

私は、電子トイピアノには子供に与えるおもちゃとしても全く興味なく、むしろそういうものは子供の感性を育む上でも弊害があるのではないかとまで考えているのであるが、このようなメカニカル方式のトイピアノには、こんどは反対に「おもちゃ」を通り越して「楽器」として興味津々なのだ。

だから、たった今も、このトイピアノを息子に買ってやろうかと思って見ているのではなくて、自分の趣味として、あるいは仕事の道具になるものとして観察しているのである。
息子はウチにホンモノのRhodes Pianoもグランドピアノもあるのだから、それで遊べばよろしい。

どれどれ・・・、息子から取り上げて早速弾いてみると、ガムランをも彷彿させるチャイムのような、可愛らしいくも太く芯のある音がする。

なんと言っても、実際に楽器が空気を振動させて生みだす音の「実在感」は心地よい。
素朴だが、今この空間で確かに鳴っている、慈しむべき音。

ICチップに書き込まれたビットデータから電気的に作り出される音には、リアリティも奥行きも感じることはできない。
あらゆる楽器は、その楽器特有の声(音色)を持っており、それゆえ私たちはその音を慈しみ、その音に耳を傾ける。
しかし電子ピアノには、スピーカーが鳴るより以前に「音」は実在しない。

楽器を「弾く」と言うのでなく「奏でる」と言うとき、ひと際その音を大切に聴き取り、その音を愛撫するように慈しんでいる様子が暗黙に前提されていると思う。
「笛の音を奏でる」も「ギターを奏でる」も「トランペットを奏でる」も「ピアノを奏でる」も、ことばとして自然に成り立つ表現であるが、電子ピアノは「弾く」ことはできても、「電子ピアノを奏でる」という日本語は成立しない。(と思う。)

それは、奏でるべき音を、そもそも電子ピアノが持たないからである。
あるのはビットデータとそれを演算する論理回路、そして結果を増幅し再生するシステム。
ビットデータは奏でるものではなくて、読み出され再生されるものだ。
電子ピアノの鍵盤は単にデータを再生するための電気スイッチに過ぎない。

このトイピアノは、奏でるべき「声」を持っている。
身体(の動き)と楽器は一体となって空気をじかにふるわせる。
弾くと楽器の振動が鍵盤から指先に伝わってくる。
だから心も振動する。

そしてこのトイピアノは、しかも、ボディーはすべて木でできている!
合板だけど、木製品としてとてもしっかり作られているではないか。

木はいい。木にはぬくもり、あたたかさ、やさしさがある。
これがボディーがプラスチック製だったら、私もハナから興味を持たなかった。
やはり、プラスチック製のものばかりに囲まれていると、子供の感性を育む上で弊害があるような気がする。
幼少期こそ特に、土とか、木とか、自然のものに触れて育つことはとても大切なことだと思う。

尤も、今トイピアノを見ているのは子供のためではなかった。
ともかく大人も木の手触りには心安らぐし、それに楽器として、プラスチックと木では響きがまったく違う。

このピアノは、材の厚みもあり、ずっしり感があり、単なる飾り物としても成立するくらいの質感と存在感を持っている。
これくらい良くできていると、どうして鍵盤が木と象牙と黒檀でなくプラスチックであるのか唯一残念に思えてくるほどだが、そこは仕方がないか。

鍵盤のサイズがトイピアノにしてはけっこうあって、私の手でも弾きやすい。
と思ってよくよく(手で)測ってみたら、奥行きは小さいけど横幅は本物の鍵盤と同じ、フルサイズだった。
ピッチは甘いが、それも素朴な味わいだ。

それにしても、いったいどこのメーカーだろう。
ボディー前面にはエンブレム的にKIDDY KEYSと書いてあるけど。
アコースティック・トイピアノでは、私が知っている限りでは河合楽器のものがあるが、これはカワイ製ではない。

このピアノが置いてあった近くに、1980円と書いた値札が下がっている。
このせんきゅうひゃくはちじゅう円って、このピアノのことだろうか?
カワイのアコースティック・トイピアノはたしか、1万5千円くらいした記憶がある。
この作りでこの値段は信じがたく、店員さんに確認した。
間違いなく1980円だった。

私はモノにこだわる性分なので、いくら安くても自分が本当に気に入らなければ買うことはない。
反対に、自分が本当に気に入れば、どんなに高額なものでも金に糸目をつけずにポンと買う。
というような懐の大きさを(財布にも心にも)持ちたいと日々願っている。

さて、このトイピアノは、安いことは間違いない。安すぎる。値段から考えると、この作りの素晴らしさは驚嘆するばかりだ。気に入った。
しかし、だからといって買うという結論にはならない。
果たして、このトイピアノは私に必要だろうか。
問題はそこだ。
どれほど割安感があろうとも、無用のものを買うほど(財布も空間も)余裕はない。
今までそれが無くてやってきたのだから、きっと必要ではないに違いない。

しかし、人生には必要なものだけがあれば良いのだろうか。
無駄を排し、合理性ばかりを求める姿勢からは、余裕のある深い音楽は生まれてこないのではないか。
音楽には奥行きと幅が必要だ。遊びが大切である。
タンスの引出しの遊びとか、ハンドルの遊びとか、部品の結合の余裕のことを「遊び」というが、そういう余裕がないと音楽も窮屈でつまらなくなってしまう。
リズムにも遊び(拍と拍の結合に余裕)がないと、グルーブしない。

10分余りに渡る、このような深い洞察と思慮の末、買うことにした。
日頃、石橋を叩いても(まだ心配で)なかなか渡らない私としては異例の即断だったと言って良い。

しかし何せアコースティック楽器であるから、個体ごとにピッチ(の正確さ)も違うだろう。
ピッチが良いものを選ぶため、店員さんに在庫をすべて持ってきて欲しいと頼んだら、倉庫から2台持ってきてくれた。
合わせて3台を試奏し、けっきょく最初の店頭品を選んだ。

取説を読んで判明したことは、アメリカ(カリフォルニア)のメーカーであること。
部品(鍵盤アクション)が壊れたりしたときは、交換パーツが用意されていること。それは心強い。

また、心臓部である振動体の鉄ロッドは、おお!ドイツ製とのことだ。
三味線や尺八がドイツ製だと言われるとちょっと心配になるが、ピアノの部品がドイツ製だと言われると何だか安心感を覚えるものだ。
どうりで良い音がするわけだ、と納得する気分になってくる。

自宅のグランドピアノとL字に配置して一緒に弾いてみたりした。
うん、楽しい!使える!
音の存在感はグランドピアノに負けていない。

アクション部がどうなっているのか見たくて、天板を外してみた。
なるほど。外見はアップライトだが、アクションにバネは使われておらず、ハンマーの自重で元に戻る仕組みである点はグランドピアノに近い。
連打にもけっこう追従するし、タッチに対する音色変化も楽しめる。
とてもシンプルかつ洗練された機構に、刺激とちょっとした感銘を受けた。

ひょっとしたら、Rhodesと同じようにロッドにバネ等(おもり)をつけてピッチ調整ができるかもしれない。こんど試してみよう。
また、プラスチックのハンマーが打弦しているが、この部分も加工すれば自分オリジナルの音色を求める余地もありそうだ。
天板は4つの木ネジで固定されているのだが、これをグランドピアノみたいに開閉できるように改造しようかな。

なんだか、家具作り職人としていろいろとアイディアが浮かんできた。
在庫全部買ってきても良かったかな。

とても賢い買い物をした気がする。
ようこそ、ナマトピ(なまトイピアノ)くん。

Toy_piano1


Toy_piano2
天板と前面を外したところ。

Toy_piano3
アクション・ハンマーとドイツ製の鉄ロッド。
左の方2つ鍵盤を弾いているのでハンマーが上がっている。
背面には合板でなく木質圧縮ボードが使われている。

by りき哉

2008年8月22日 (金)

稲刈り 2008

Inekari20085

まだまだ残暑厳しいお盆明け間もない昨日、朝から稲刈りに行ってきた。
房総は一宮で半農半ミュージシャンを実践する玉木一家のお手伝い。
農薬・化学肥料・除草剤を使わないオーガニック米である。

4月下旬の田植えはスケジュールが合わず行けなかったが、今回は雑草刈りでも手伝えたらいいと思って行ったら、もう早稲の稲刈りだった。
一枚目の田んぼが、ちょうど前日から始まったそうだ。グッドタイミング。

田んぼに着いたら、バインダー(稲刈り機)が故障中でこの一面は手で刈るとのこと。
作業を始める際に「ハチに刺されないように気をつけてね」と注意され、どうやって気をつければ良いのかと笑って訊ね返していたら、アブが腕に止まり、刺された。
指じゃなくて(演奏に支障なくて)良かったねと皆から慰められ、気を取り直して作業開始。

セミが鳴き、蛙やバッタやコオロギやいろいろな虫たちが足下を飛び跳ねる中、鎌でザクザクと稲を刈っていく。
刈った稲を適当な量にワラで括り、オダ(竹で組んだ物干みたいなもの)に掛けていく。
汗だくだが、草の匂いとそよぐ風が心地よい。
息子も玉木家の6歳になるげんちゃんに遊んでもらって田んぼを満喫している。

手で刈っていると、子供の頃によく言われた「ご飯を残すと目がつぶれるよ」という説教が思い出され、まったくその通りだ、ご飯を粗末にする奴はオレが許さん、という気持ちになってくる。
殆どレジャー気分で来ているくせに、収穫の喜びを共に味わえ、何だか尊い気分にまでなってくる。

お昼ご飯を挟んで夕方まで作業して、この一面の半分くらいが終わった。

昨年の初体験の時よりは要領を得て、私も「猫の手」くらいの戦力になれたのではないか。
(昨秋の稲刈り初体験記はこちら

田んぼのあと、日没になる前に皆で一宮の海へ行き、ちょっと泳いだ。
フルコースな一日を堪能。

一夜明けた今日は案の定、腰とモモの裏が筋肉痛だ。。。

今秋、スケジュールが合えばまた行きたいな。

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Inekari20082 Inekari20083

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by りき哉

2008年7月31日 (木)

ふろくのシンセサイザー

先日ネットで予約注文しておいたブツが届いた。
学研の「大人の科学マガジン」である。
「大人の科学マガジン」というものの存在はそれとなく知ってはいたのだけど、買ったのは今回初めて。
とてもユニークなコンセプトの雑誌(?)である。目のつけどころがニクい。
今号の付録はアナログ・シンセサイザー(のキット)だということを知って、衝動買いしたのだ。

ふろくによっては、例えば「真空エンジン」はとても格好良くて興味そそられるのだが、1万5千円以上する。
しかし今号は3千円ちょっと。

おぉ!3千円のアナログ・シンセサイザー!
学研のシンセサイザー!!
すごい。
組み立てる楽しみもある。
設計も部品もお膳立てされているので、プラモデルのような感じだろう。
(プラモデルを組み立てるのは小学生のとき以来だ。懐かしいなぁ。)
本の中身もシンセサイザー特集で、結構読み応えありそう。

値段から考えて、もちろん楽器としてのクオリティを期待してはいない。
しかしおもちゃとしても、充分にこれは楽しそうでコストパフォーマンスも高そうだ。
私が飽きたら、子供(2歳半)のおもちゃにちょうど良いかもしれない。
いやいや、あるいはこういうチープなものが意外と仕事で使える飛び道具になるかもしれないぞ。

というようなことを考えながら、えいっと注文したのだった。
自宅のローズピアノの前でパッケージの写真をパチリ。

早速組み立てたいところだけど、明日朝からTAKAO BANDの名古屋・浜松ライブツアーなので、お楽しみはお預け。

Gakken_synth


by りき哉

2008年4月23日 (水)

新郎当てクイズのピアニスト版

ピアニストの友人・えぐりんの結婚披露パーティに参加した。
えぐりんとは、今から10年以上前になるが、2年間ほどにわたって伊藤多喜雄バンドで数々のコンサートツアーを共にした盟友である。

一月ほど前にパーティの招待を頂いて、喜んで出席しますとお返事をしてから何日かして、「パーティでの新郎当てゲームに参加してほしい」という電話を頂いた。

新郎当てゲームは、目隠しをした新婦が何人かの人と握手をしてどれが新郎かを当てるという、とてもポピュラーなゲームである。
今回、これのピアニスト版をやりたい、という。
つまり、新郎を含む数人のピアニストが同じ曲を演奏し、どれが新郎の演奏か新婦が当てるゲームである。
そして、もしも新婦の答えが間違いだった場合、その間違えられたピアニストは豪華景品(「任天堂Wii」か「iPod touch」)をもらえる、という話だ。
それは面白い。

課題曲はワーグナーの結婚行進曲。
これをそれぞれ独自の解釈に基づいて自由に、2分以内で演奏して欲しいという。
景品をもらうにはなるべく新郎と似た傾向のアレンジ・演奏をした方が有利なわけだが、「いや、自分は自分の味で演奏したい」というのもアリで、その辺は自由にどうぞ、とのこと。

もちろん快諾。
景品が iPod touch だったら是非欲しいなぁ。さて、どう料理したらえぐりんっぽくなるだろうか。
しかしちょっと(5分くらい)考えて、すぐに景品を取りに行くという野望は諦めることにした。
もしも私が新婦の立場だったら、もう絶対に間違えっこないというほどに、彼と私のタッチは全く違う。彼のマネをするのは至難である。
私は私なりにやることにしよう。
しかし待てよ。新婦の音楽を聴く耳については未知数だ。どんな人だろうか(テレビ局のアナウンサーとのことである)。
十中八九ないにしても、あるいはひょっとすると、私に間違えてくれる可能性もゼロではないかもしれない。
えぐりんの音楽性はクラシックからジャズから歌謡曲から民謡やら実験的なものやアバンギャルドなものまで恐ろしいほど幅広いので、アレンジの方向性としては幕の内弁当的にやってみよう。
最初はルバートで、サビから5拍子にして、一瞬だけモーツァルトの練習曲のようにやって、サビ後はラテンにして、さらにブギウギにして盛り上がって終わる、という流れでいく作戦を立てた。これで時間はぴったり2分。
全体的にサウンドはジャズっぽくなりすぎないように、なるべくクラシックっぽさを残すように心がけよう。
何より一番気をつけなければいけないのは、演奏中に唸り声を上げないことだ。
えぐりんは、そして他のピアニストはどんな演奏をするだろうか。

さて、会場は六本木のSTB。
パーティは案の定、彼の音楽を反映して幅広いジャンルのミュージシャンが集まっていた。
素晴らしくクオリティの高いパフォーマンスが次々と繰り広げられる。

新郎新婦がお色直しで再入場して場の空気も心機一転したところで、いよいよゲームとなった。
題して「ピアニスト聴き比べ大会。新郎は誰だ!?」(だったかな?もうちょっと長いタイトルだったかも)。
私が最初に呼ばれてステージへ。
二人目は、お互いに活動フィールドの共通する部分も多く、面識もあるアビル竜太氏だった。
三人目は、既に目隠しをした新婦には正体を秘密にして新郎のお父さんが壇上へ。
えぐりんのお父さんはスタジオ系などでもバリバリベテランのジャズピアニストである。
演奏する順番はジャンケンの結果、新郎えぐりん、お父さん、アビル氏、最後に私。

私はこの時点で、他の三人がどんな演奏をするか、本当にワクワクして楽しみで仕方がなかった。

えぐりんの演奏は、やっぱりえぐりんらしい、力強く素晴らしい演奏だった。
結婚行進曲のメロディなんて時々ちょっと顔を出すくらいで、とても自由に壊している。
そうか、そこまで壊してきたか。
会場は拍手喝采。

お父さんは、平然とした顔で最初から全然関係のない古い歌謡曲(だと思う)を弾きだした。可笑しくって会場からも笑いが起こる。
まったく脱帽である。この肩すかしの技。与えられた課題などどこ吹く風。
年の功だろうか。それともご本人の天然の芸人性なのだろうか。余裕があると言うべきか。流石というほかない。
このユーモアセンスに、私は多いに学ばなくてはいけないだろう。
きっとあらゆることに通じる「懐の深さ」みたいなものではないだろうか。
演奏の後半では、ちゃんと課題曲の一部分を弾いて締めくくった。
会場は拍手喝采。

アビル氏は、かなりアグレッシブで自由な演奏。最初のえぐりんと同様、テーマメロディなどあまり弾かない。ジャズ的な解釈で、カッコいい男らしい演奏だ。
会場は拍手喝采。

そして私。ピアノの前に座ったけど、前の三人のあまりに勝手な演奏を聴いたせいで、ソードードドー、ソーレーシドーというメロディが一瞬思い出せなくなった。
一生懸命に思い出してから、一応考えておいた流れで演奏。他の三人と違って、ちゃんとメロディを全部弾く。
失敗した部分もあったけど、会場は拍手喝采。
その時の演奏の録音がこれである。

(他の三人の演奏は録音していません。)

新婦が答えを正解したかどうかは、ここでは内緒にしておこう。
ちなみに私は景品をゲットすることはできなかった。

でも景品のことはともかく、参加してとても楽しいゲームだった。
与えられた課題を、どのように読み替えていくか。
肝に銘ずるべきは、音楽の解釈以前に、ことばの解釈を深め広げていくことである。
人となりが音楽に表れる。
解釈を深め広げることは、もしかするとテキトーに解釈することと表裏一体かもしれない。
真面目さとテキトーさのバランスを、常に俯瞰しながら精進したいものだ。
しかしこういうことを考えること自体が、少し真面目な方向に傾いているかもしれない。
よし、もうちょっとテキトーに構えるように心がけよう。
と心がけているうちはまだまだなのだろう。
・・というようなことを思ったりする体験であった。


えぐりん、素敵なパーティにお招きいただきどうもありがとう。
そして、結婚おめでとう!!
お幸せにね!

by りき哉

追記(4/27)
上記のえぐりんの演奏についての文章「結婚行進曲のメロディなんて時々ちょっと顔を出すくらいで、とても自由に壊している。」というのは私の理解不足による間違いでした。
えぐりんのアレンジは、実はメロディも一応全部弾いていたとのこと。
左手はBbでずっとドローンにして、右手のメロディーはリズムだけ崩して弾いていたそうです。
えぐりんに教えてもらいました。
うーん、そうだったのか。
すごく「飛んだ」アレンジに聴こえました。かっこ良かった。

2008年4月 5日 (土)

お父さんな日々

今週はとてものんびりと弛緩した一週間を過ごしている。
ちょうど桜も咲いているタイミングで、ぽかぽか春休みの気分。

しかしそれは自分の仕事(音楽)についての話であって、切り口を変えれば、フル稼働で「お父さん」をしている、ということである。
「お父さん」としては、とてもハードな一週間を過ごしている。
息子(2歳3ヶ月)は、しゃべる文章のバリエーションも日に日に豊かになっていて、彼と一日接しているのはとても楽しいのだけど、その日の夜には彼と同様にとことんくたくたになる。
とにかく「他のこと」は一切何もできない。

そんな今週の初日、月曜日は妻子とともに友人yukko*さんの写真展(@横浜「Gallery あいお★らいと」)へ赴いた。
2005年にフォト詩集「JEWELS OF LIGHT」を拝見して以来、彼女の写真展を体験するのは初めて。

作品から受ける優しさや柔らかさのような印象は先の写真集でも持ったのだけど、今回の作品たちは、
・・・なんて絵画的なんだろう!
写真って、こんなに絵みたいに幻想的に描けるんだぁ・・!
・・と、その技法の方にも関心が向いてしまう。
(彼女はデジカメは使わずにフィルムに拘って撮影している)

すごく彼女の「作品を作る」という獰猛なまでの姿勢を感じて、私自身にもエネルギーをチャージすることができた。

いま目前に広がっている風景を能動的に獰猛に見極めてその一瞬を切り取るという行為は、自分を取り巻くあらゆる環境音に耳を澄ましたり、あるいは一音の減衰して消えて行く瞬間に耳を澄ますという行為と、よく似ているのではないか、というようなことも頭をかすめたりした。

彼女とは話が尽きることがなさそうで、まだまだゆっくりしたかったのだけど、一箇所にジッとしてることに限界がきた息子の強い意志に根負けして会場を後にする。

この日の夜、アメリカ在住の妹が息子(3歳)と娘(4ヶ月)を連れて、2年ぶりに来日した。
甥っ子と会うのは2年ぶり。姪っ子は初の対面である。

080403cousins

二人目が生まれたばかりである妹は曰く、個人の性格や性分というのは育て方や環境によるのでなく、生まれつきのものであるということを強く確信した、そうである。

息子と甥っ子はちょうど一歳違い。
二人で一緒に狂喜しながら走り回っている様子は本当にかわいい。
これから一ヶ月以上、彼等は頻繁に一緒に遊ぶことになる。
お父さんも楽しみである。大変だけど。


金曜日の今日は仕事だったので、とても開放的な気分を満喫した。
仕事のときは育児からの開放感に浸り、子供と遊ぶときは仕事からの開放感を満喫するのだから、いずれにしても私は開放感に満たされていることになる。
幸せなことだ。(希望的思い込み)

さて明日はどこへ行こうか?
息子に訊いたら
「おっきいたんたんのって、しまんもしゃつかう」
(大きいガタンガタン(電車)に乗って、シマンモのシャツを買う)
とのこと。
このフレーズを彼はもう一ヶ月以上前から発している。
彼が何かを伝えようと発した言葉の大抵は聞き取れるのだけど、この「シマンモ」は未だに何のことなのか判らない。

ともかく、明日は電車に乗ってどこかへ出掛けることになりそうである。

by りき哉


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2008年3月23日 (日)

写真作家yukko*さんの作品展「光の庭」

今日は友人の催しの宣伝です。

私の友人で写真作家のyukko*さんが、作品展「光の庭」を横浜と大阪で開催しています。

横浜は3/22から4/6まで、3カ所のギャラリーで。
大阪は4/10から4/15まで。
(入場無料)

詳細はこちら(彼女のブログです)。

私は今週か来週の横浜に行くのを楽しみにしています。

札幌出身で現在大阪在住の彼女は、今回が初の関東での個展。
すごくエネルギッシュでオープンな姿勢に私も刺激されつつ、微力ながら応援したいっ、と思った次第。

ブログからも伝わるように、彼女はとても気さくで楽しい女性です。
お近くにお立ち寄りの機会などある方、春の散歩がてら気軽に遊びに行ってみませんか〜!

by りき哉

追記
4月5日に行ってきました。
その日記がこちら

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2008年3月 4日 (火)

とろまん

とろまんというのを、私は見たことも聞いたこともなかった。
昨日はvocal中野渡章子さんとデュオの仕事で、三浦半島の先っぽ城ヶ島へ。
往きの電車の中であきちゃんから訊ねられた。
「食べたことある?」
「え?とろまん?知らない。」
「肉まんみたいなまんじゅうで中身がトロなの。」

名物なのだそうである。
ネーミングからしてちょっとインパクトを受けた。
ぜひ食してみたい。
何せ品川から特急に一時間乗ってさらにバス移動というちょっとした小旅行気分だったので、それを満喫するためにも絶対に食べようと決心。

終点の三崎口駅に到着して改札を出ると、おお!目の前に「とろまん」ののぼりが!
しかし、その場で食べられるように蒸かしてあるものは日曜日のみとのこと。
それはちょっと残念だったけど、お土産に冷凍のものを買った。
5個入りで千円。息子もきっと喜んで食べるだろう。

Toroman_3


さて、そして現在、とろまんはウチの冷凍庫の中。まだ食べていない。
それにしてもマグロって焼いて食べることもあるけど、やっぱり殆ど刺身で食べるイメージがある。
しかもトロとなると刺身以外で食べたことって、あるかな?

一体、トロはどんな風にして入っているのだろう。
小さな角切りがいくつか入っているのかな。
それともネギトロみたいな感じかな。
炙ってあるのかな。刺身じゃないよな、蒸かして食べるんだから。
(とろまんを知ってる人、私が食べる前に答え言わないでね。)

この未知のものを体験する前のわくわくする感じは、ジャケ買いしたCDを聴く前のドキドキに似ているかも。
でもジャケ買いのギャンブルより勝算は遥かに高い。
楽しみだ。

by りき哉


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2007年12月28日 (金)

初めての餅つき

房総の一宮にて、「半農半ミュージシャン」のT一家が主催する餅つき大会に参加した。
9月の稲刈り初体験に次いで、餅つきも私は初体験。
最初は全然腰が決まらなかったけど、コツを教わって、後半はぺったんぺったんと少しいい音がするようになったような・・・。

つきたてのお餅の美味しいこと!
農薬・化学肥料・除草剤 一切不使用の米である。

伸し餅と鏡餅も作って、お正月を迎える準備は(お餅に関しては)万端整った。

夜は近所の人たちを招いて急遽セッション・ライブ。
皆さん、投げ銭をどうもありがとうございました!


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by りき哉
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2007年9月 4日 (火)

稲刈り

初めて稲刈りを体験しました。
房総は一宮を拠点に音楽活動と農業を兼業している友人・T夫妻一家のお手伝い。
お手伝いと言ってもなにぶん初めてで勝手が分からないので、体験させて頂いた、というところです。

天気にも恵まれ、セミや蛙や秋の虫たちの声と草の匂いに包まれて、とても気持よかった。足腰はすごく疲れたけど。
刈り終った田んぼの木陰で息子と妻がお昼寝している間も、私は汗だくで頑張りました。。。

来年は田植えもやってみたい。

Inekari_3jpg

Inekari_1


Inekari_2

by りき哉