“Radiant Waves” 中村力哉 musical composition 01
自作曲を録音して、YouTubeにアップしました。
2005年の冬のある晴れた日の午後、美ら海の洋上をゆく客船のラウンジで、営業時間外に一人でのんびりとピアノを弾いていると、携帯メールが着信しました。見ると「無事に生まれたよ」と、甥っ子が誕生した知らせでした。
ラウンジを囲む窓の外は見渡す限りの海と空。真っ青な空には雲がぽっかり浮かび、陽を受けた海面がきらきら輝いて眩しいほどでした。このメロディとハーモニーは、そんな至福の中で生まれてきたものです。
曲名につけた 「Radiant Waves」は直訳すれば「輝く波」で、「waves」には実際の海の波とともに、生命の鼓動や波動といった意味合いも込めています。
2021年2月、東日本大震災から十年という時間が過ぎようとし、昨年からはコロナウイルス禍が続いている今、自身の作品の中からこの “新たな命を祝福するポジティブな曲” を録音してシェアしたいと思いました。
録音にはすばらしい演奏家に共演いただきました。
岩谷耕資郎 (guitar)、早川哲也 (contrabass)、池長一美 (drums) の各氏です。(どうもありがとうございます)
シェアしたいのは音楽なのですが、YouTubeにアップするにあたっては(折角なので)レコーディングを映像としても記録して音楽と合わせた動画にしてみようか・・・と。
コロナ禍で「3密」を避けるため、レコーディングは私の「HOCOLA Studio」に演奏者お一人ずつ日を分けてお招きし、録音も撮影も(その後のミックスも動画編集も)すべて私一人で行っています。
(動画の撮影と編集についてはこれまで何の経験も知識もなく、初めての手探り作業でした。「 “初めての動画撮影&編集” としては上出来」としておきたいと思います)
子どもたちに、あるいはこれから生まれてくる子どもたちに(もちろん大人たちにも)、穏やかな風がそよいで温かな陽が降り注ぐ明日がいつも開けていますように。
【レコーディンング・データ】
composition & piano: 中村力哉
guitar: 岩谷耕資郎
contrabass: 早川哲也
drums: 池長一美
Recorded at HOCOLA Studio, Tokyo
on Feb. 2021
piano tuning: 堀本幸隆
recording & mixing: 中村力哉
musical composition title:
“RADIANT WAVES ”
(Jan. 2005)
by りき哉
« piano 中村力哉 2021年のライブ | トップページ | 大塚康生さんを偲ぶ会/『わんぱく王子の大蛇退治』〜『ルパン三世 カリオストロの城』 »
「2 : Rikiya's SOUND」カテゴリの記事
- 「鷲見坂(ワシン坂)〜2021年初秋。それは一通の手紙から始まった〜」/調草子 Kaori-ne(2021.10.24)
- “Radiant Waves” 中村力哉 musical composition 01(2021.03.01)
- 福島の四季に移ろう風景と、相馬地方に歌い継がれてきた唄(2016.03.02)
- 佐渡おけさ/調草子 kaori-ne(2013.02.12)
- ピアノで織りなす千葉県民謡「九十九里大漁木遣り唄」(2012.09.01)
« piano 中村力哉 2021年のライブ | トップページ | 大塚康生さんを偲ぶ会/『わんぱく王子の大蛇退治』〜『ルパン三世 カリオストロの城』 »
コメント