クマと僕とリンゴ
(公開日記より)
【2018年3月30日】
今日は(私は同行できなかったが)家人と息子が官邸前のデモに参加した。
何よりも、言葉を守るため。
この5年間(現政権によって)踏みつけられ続けてきた「言葉」を取り戻すため。
そしてちょうど同じタイミングで官邸前から帰宅した家人と息子と、夕飯をいっしょに食べた。
お疲れさま。キャンドル三つもらったのか。
【2018年3月31日】
“僕はリンゴを食べながら歩いているクマを見た。”
と紙に書き、
「これ、リンゴを食べたのは“僕”かクマか、どちらか分からないよね?」
と言って読点の(位置と有無の)重要性を息子に説明したのは、彼が小学3年生くらいの頃だったか。
クマ好きだった彼はケラケラ笑って頷きながら耳を傾けてくれた。
言葉を軽んじ、言葉を踏みにじり、言葉から逃げる。そういう人物を首相に据えてしまうことを繰り返さないために、まずは自分自身が言葉を(できるだけ)大切にしたいと思う。
読点の位置と有無に気を配るのはその第一歩で、それはつまり他者に対して誠実であろうとすることなんだよ(と息子へ)。
by りき哉
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