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2015年10月 1日 (木)

『相馬二遍返し』プログレッシブ・ロック・サウンド

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「ひと粒のちから」(※1)が、またひとつ広がりました。

福島県民謡『相馬二遍返し』のアレンジ(※2)を、プログレ・ユニット「ZABADAK(ザバダック)」がカバーしてくださり、それが収録されたCDアルバム『ここが奈落なら、きみは天使』が2015年7月24日発売になりました。


詳細(ZABADAK web site):
ZABADAK NEW ALBUM 『ここが奈落なら、きみは天使』


先日はそのアルバム発売記念ライブ(8/2 at 東京キネマ倶楽部)にご招待頂きました。
土着的かつアコースティック・ロックな音世界はとてもカッコ良く、胸にグッとくる瞬間が多々ありました。

ザバダックのヴォーカリストで福島県のご出身の小峰公子さんは、『相馬二遍返し』に対する思いをブログに綴られています。
その中で、このアレンジ(和声付け)と「一粒のちから」について語ってくださっているので、一部ご紹介させていただきます。

 小春さんと最初に歌った時はかなりシンプルに三味線とギターで演奏しましたが、彼女が紹介してくれたurlのなかに中村力哉さんという方がすてきなコードを付けたピアノの「相馬二遍返し」の動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=p6H0qKweDIk
 コードを持たない民謡に新たな拡がりを加える、素晴らしいアレンジです。(中略)高い力量とメロディに対するリスペクトが一聴して解ります。吉良知彦はいっぺんでこのコードをすっかり憶えてしまったそうです。私達のようなロック畑のミュージシャンには、民謡はとっかかりのないものに思えてしまうのですが、この作品との出会いで、民謡をまったく新しいものとして演奏する扉が開かれました。

 先日、中村力哉さんにお会いすることができました。(中略)中村さんは「一粒のちから」という、被災地の民謡をアレンジする取り組みをされていることを知りました。被災地に対する思いが強く伝わり、軽い気持ちで「歌って応援」のようなことではない、誠実な意志を強く感じ、感銘を受けました。ぜひこちらもお聴きください。


アレンジャー(和声付け担当)冥利に尽きます。
(吉良さん、小峰さん、どうもありがとうございます)

全文はこちらです。ぜひご覧ください。
小峰公子の脳内外旅行記ーkoko's blog 相馬二遍返しによせて



私たち「ひと粒のちから」にとってこの唄は、震災直後の最初に取り組んだ唄でもあり、ひときわ大きな存在となりました。

この響き(和声)に包んだ『相馬二遍返し』が、ザバダックの力強さに溢れたリズム・アレンジによって新たなロック・サウンドへ広がったこと、とても嬉しく思います。

この音楽が、たくさんの人たちの故郷への思いと共振しますように。

この唄が、その地をこれからも守ってくれますように。



【追記】(2015.11.30~)

● 民謡のアレンジ(和声付け)について、少し言葉にしました。
   「伝承と創出のあわいに

● 当プロジェクト「ひと粒のちから」(ユニット名: あわいびと )のwebsiteを作りました。(12/20)
  awaibito.com



【脚注】

(※1)ひと粒のちから:ピアノで織りなす東北民謡
(「一粒」あらため「ひと粒」にしました。2015.10)

(※2) Pray for Japan ピアノで織りなす福島県民謡「相馬二遍返し」


【追記】(2016.8.7)

2016年7月、ザバダックのリーダー吉良知彦さんの訃報に言葉を失いました。

吉良さんが『相馬二遍返し』の私のアレンジ(和声付け)を大変に気に入ってくださって、ご自身の大切なライブ及びCDアルバムにてカバーしてくださったことに、とても深いご縁を思わずにいられません。

昨春に吉良さんと初めてお会いした際には、ビートルズ(そしてジョン・レノン)談義でも話が弾みました。
また、吉良さんは大の昆虫好きでもいらっしゃって、その時に我が家で息子が飼育していたクワガタやカマキリなどについて、具体的な助言を諸々頂いたりもしました。
民謡でも、ジョン・レノン(の曲)でも、ぜひ共演しましょうと話は盛り上がりました。

残念ながら、共演の約束は果たせないままのお別れとなってしまいました。

本日(2016.8.7)は、「吉良知彦お別れの会~katami wake~ かたみわけ」(於:サンシャイン劇場)に参加してきました。
たくさんのファンの方々や関係者方が集い、会場はとても和やかで温かな雰囲気に包まれ、吉良さんの深い音楽人生の一端を私も感じることができました。

このご縁に、深く感謝します。
吉良さん、更なる音楽への旅立ちでありますよう、心よりお祈りいたします。




by りき哉


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