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2015年10月27日 (火)

2015秋、あわいびと福島・栃木へ行くの巻き

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photo by Kenji Hayashi

(本稿はログ「あわいびと」イントロダクションからの続きとして)


あわいびとは今年の春、「ひと粒のちから」プロジェクトとして福島・栃木へライブツアーに参りました。

 【参照ログ】
 ・『一粒のちから』in 栃木&福島
 ・後記:『一粒のちから』in 栃木&福島


その時のご縁で、この度は11月1日郡山にて開催される復興祈念コンサート「故郷を想う ふくしま紅白歌合戦 アコースティックコンサート2015」に、ゲストの中の1ユニットとしてお招き頂きました。

さらに加えまして、福島・栃木で3ヶ所、上記とあわせて計4ヶ所でライブ演奏させていただけることになりました。

● 11月1日(日)
 ふくしま紅白歌合戦2015
 福島県郡山市
 「郡山市勤労青少年ホーム 多目的ホール」


● 11月2日(月)
 あわいびとライブ
 福島県須賀川市
 「自然食レストラン 銀河のほとり」


● 11月3日(火)
 あわいびとライブ
 栃木県那須郡
 「石の美術館STONEPLAZA 石蔵ギャラリー」


● 11月4日(水)
 あわいびとライブ
 栃木県宇都宮市
 「BEATCLUB」



そして、ニュースがもう一つ。

各会場にて、あわいびとのCDアルバムを先行発売します。
(全国発売は11月18日になります。詳細は後日に)


以下、各ライブの詳細です。
お近くの皆さま、ぜひお運びくださいませ。


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2015年11月1日(日)
「故郷を想う ふくしま紅白歌合戦
アコースティックコンサート2015」

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あわいびと(ひと粒のちからプロジェクト)はゲストの1ユニットとして出演します。

場所:福島県「郡山市勤労青少年ホーム 多目的ホール
福島県郡山市麓山1-8-4
TEL 024-934-1212

【主催】故郷を想う「ふくしま紅白歌合戦 2015」実行委員会
【共催】ふくしまFM
【企画・運営】エコふくしま音楽と未来

お問い合わせ
エコふくしま音楽と未来
024-983-6735
info@ecofuku.org

フライヤー(PDF)

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2015年11月2日(月)
『ひと粒のちから』ライブ(in 福島)

Open 17:00
Start 18:00
ミュージック・チャージ2000円

場所:福島県「自然食レストラン 銀河のほとり
福島県須賀川市滑川字東町327ー1
0248-73-0331

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2015年11月3日(火・祝)
私たちの故郷のために:ピアノで織りなす東北民謡 
ひと粒のちからプロジェクトLIVE in 石の美術館STONEPLAZA

開場 17:30
開演 18:00
チケット 2,000円(18歳以下1,000円)

場所:栃木県「石の美術館STONEPLAZA 石蔵ギャラリー
栃木県那須郡那須町芦野仲町2717-5
tel 0287-74-0228

主催:一粒のちからLIVE in芦野実行委員会

LIVEお問い合わせ 遊行茶屋 0287-74-1961(担当:大平)
お問い合わせ時間:10時〜15時(火曜日以外) 
会場お問い合わせ:石の美術館STONEPLAZA
tel 0287-74-0228

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2015年11月4日(水)
あわいびとライブ(in 宇都宮)

開場 18:30
開演 19:00
ミュージック・チャージ 3,000円+1drink500円

場所:宇都宮「BEATCLUB
住所:栃木県宇都宮市東塙田1-5-12
電話: 028-908-5080

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【あわいびと】(ひと粒のちから)
 唄・太鼓  美鵬成る駒
 尺八・篠笛 佐藤錦水
 ピアノ   中村力哉


● 追記(2015.12.08)
あわいびと Official Website オープンしました。

 awaibito.com


by りき哉


2015年10月23日 (金)

「あわいびと」イントロダクション

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photo by Kenji Hayashi

 

4年半の月日が流れました。

2011年4月より美鵬成る駒(唄・和太鼓)・佐藤錦水(尺八・篠笛)と連帯してスタートした「ひと粒のちから」プロジェクト。

ひと粒のちから:ピアノで織りなす東北民謡(YouTube List)

これまでに嬉しい様々な出会いがあり、たくさんの方々から温かな応援を頂きました。
どうもありがとうございます。

 

この度は、少し特別なお知らせが二つあります。

2015年秋。このプロジェクトの記録を、CDアルバムという形にします。
(先月は新たに2曲、福島県と宮城県の民謡をレコーディングしました)

そして、これを機に、このユニットを

あわいびと

と命名しました。

過去と未来、内と外、西洋と東洋・・・。

「あわいびと」 (Awaibito)は、「異なる二つの世界の間(あわい)に棲む人・媒介者」の意を込めた創作言葉です。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

(本稿は「ひと粒のちから」プロジェクトのユニット名ご披露まで)

(これまで4年半もユニット名がなかった理由について前稿ライブ後記にて触れました。10/25up)

【あわいびと Awaibito】
 美鵬成る駒(唄・和太鼓)
 佐藤錦水(尺八・篠笛)
 中村力哉(ピアノ)

 

● 追記(2015.11.27)
あわいびと の暫定Websiteを作りました。

● 追記(2015.12.08)
あわいびと Official Website オープンしました。

 awaibito.com

 

by りき哉

 

 

 

 

 

2015年10月20日 (火)

「日本を聴く vol.1」ひと粒のちからライブ(後記up)

※文末にライブ後記を追記しました。(10/25 up)


日に日に秋も深まってきました。

東京・大塚のライブハウス Greco企画による「日本を聴くvol.1 ~ことのは日和~」に、来る10月24日(土)、『ひと粒のちからプロジェクト』で出演させていただきます。

たくさんの皆さまのご来場をお待ちしています。


ひと粒のちから:ピアノで織りなす東北民謡

【補記】
・当プロジェクトの新たなレコーディングをしました。その詳細を近日お知らせします。
・ 11月1日から4日間の福島〜栃木ライブツアーにも参ります。



2015年10月24日(土)
Greco presents「日本を聴く vol.1」
『ひと粒のちから』ライブ

18:00開場
19:00開演
チャージ ¥3600(季節の一品付き)

【ひと粒のちから】
唄・太鼓  美鵬成る駒
尺八・篠笛 佐藤錦水
ピアノ   中村力哉

場所:大塚「Greco
東京都豊島区北大塚1-34-18
TEL 03-3916-955


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♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

【ライブ後記】(10/25up)

次稿(「あわいびと」イントロダクション10/23up)を踏まえての当日ルポタージュより。


大塚グレコ、(今年8月に会場を大きく改装されたとのこと)とてもいい響きと雰囲気です。

Awaibito151024_0(サウンドチェック中の図)


「ひと粒のちから」のYouTube音源でも唄囃子と太鼓で参加してくれている佐藤公美さんが、今日のライブで披露する「あわいびと」命名書をしたためてくれています。

Awaibito151024_1 (グレコ控え室にて)


書き上がった命名書。柔らかなとても素敵な書に感激しつつ、控え室のピアノの弦の上に置いてみました。

Awaibito151024_3(書 by 佐藤公美さん。どうもありがとう)


そして・・
本番は、音の余韻に耳を澄ませば空間が透き通り、太鼓が力強く鳴れば全身と建物が震え、私が拙い唄囃子をかければ客席から温かなサポートの唄囃子をかけていただき・・・

たくさんのご来場、そして応援をどうもありがとうございました。
トークも和やかに、私たち自身にとっても深く心に残る「あわいびと命名記念ライブ」となりました。
「日本を聴く vol.1」を企画し、招いてくださったGreco・大竹さんにも深謝します。

Awaibito151024_2(終演後に命名書を持っての図)


私自身の経験では、バンド結成する時というのは大抵「バンド結成しよう」と意気投合して結成するように思うのですが、このユニットの場合はそもそも「バンド結成しよう」という意識もないまま「とにかく(この震災の中で)何かできることをしたい」という思いから夢中でレコーディングしたことが始まりでした。

スタートしてから4年半もずっとユニット名がなかったのはそういう訳ですが、様々な出会いのおかげさまでライブ活動にも発展・継続することができ、その記録をCDアルバムという形にすることになり、この機会にユニットとして命名しました次第です。

今後ともどうぞよろしくお願いします。


【補記】
「あわいびと」の由来などについて:
「あわいびと」イントロダクション


● 追記(2015.12.08)
あわいびと Official Website オープンしました。

 awaibito.com


by りき哉


2015年10月 1日 (木)

ゲルマニウムラジオ作り

「お父さん日記・2015夏休み特別編」として
(8/21の公開日記より転載)


【2015年8月21日】

小4の夏休み。
自由研究で「ラジオを作りたい」と言うので、「まだ電気のこと何も習ってないんだから難しいんじゃないか?」と諭そうとしたのだが、どうしても作りたいらしく、ラジオ作りに無知な私も一緒に「自由研究」せざるを得なくなり、ラジオ製作入門書を2冊ほど読んだ。


彼がラジオを作りたがったのは、自分で図書館から借りてきた『よくわかる電気のしくみ』にそれが載っていたからなのだが、大人向けに書かれた『手作りラジオ工作入門』(西田和明著)や『ぼくらの鉱石ラジオ』(小林健二著)なんかをパラパラと読んでみると、なるほど面白そうだと私も思った。


それで彼と秋葉原へ電子部品の一つひとつを調達に行ったのは先々週のことで、先日はいよいよ製作に着手。
コイルを巻き、家にあった適当な箱を加工して筐体とし、バリコンとトグルスイッチを取り付けて、ダイオードや抵抗やコンデンサーや諸々をハンダ付けして・・

・・無事に完成しました。ゲルマニウムラジオ!

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Photo


果たしてちゃんと受信できるのか?
不安と期待を胸に、クリスタルイヤホンは耳に、慎重にバリコンを回す。

しかし聞こえるのはノイズのみ。
ベランダに出たりアンテナを手当たり次第に試しても放送は聞こえてこなかった。
期待は保留され、不安は募った。

でもそれはその後すぐに訪れる歓喜への序章だった。


既に夜。
マンション4階の自宅から最上階の6階へ移動し、約2メートル長のアンテナ線を私が高く掲げた瞬間。
イヤホンを耳に当てていた息子がウンウンと大きく頷きながら「聞こえる聞こえる」と。

「野球やってる。今7回の表だって」

どれどれ、おおっ、ほんとだ!よく聞こえるね。

放送が聞こえた瞬間の彼の笑顔は、私の心の宝箱に。


そして夕食が済んでからも再び6階へ上がり、ラジオ放送にひたすら耳を傾けるの図。

2


承前。ラジオ放送を聴く(・・アンテナ線で電波を受信する)というのは、宇宙を思うようなこんなにロマンチックなことだったんだな、とも。


『お父さんの夏休み自由研究2015』(完)



【お父さん日記シリーズ】

お父さん日記・2011夏

お父さん日記・2011秋〜2012初春

お父さん日記・2012春〜師走

お父さん日記・2013

お父さん日記・2014

お父さん日記・2015春



by りき哉


『相馬二遍返し』プログレッシブ・ロック・サウンド

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「ひと粒のちから」(※1)が、またひとつ広がりました。

福島県民謡『相馬二遍返し』のアレンジ(※2)をプログレ・ユニット「ZABADAK(ザバダック)」がカバーしてくださり、それが収録されたCDアルバム『ここが奈落なら、きみは天使』が2015年7月24日発売になりました。


詳細(ZABADAK web site):
ZABADAK NEW ALBUM 『ここが奈落なら、きみは天使』


先日はそのアルバム発売記念ライブ(8/2 at 東京キネマ倶楽部)にご招待頂きました。
土着的かつアコースティック・ロックな音世界はとてもカッコ良く、胸にグッとくる瞬間が多々ありました。

ザバダックのヴォーカリストで福島県のご出身の小峰公子さんは、『相馬二遍返し』に対する思いをブログに綴られています。
その中で、このアレンジ(和声付け)と「一粒のちから」について語ってくださっているので、一部ご紹介させていただきます。

 小春さんと最初に歌った時はかなりシンプルに三味線とギターで演奏しましたが、彼女が紹介してくれたurlのなかに中村力哉さんという方がすてきなコードを付けたピアノの「相馬二遍返し」の動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=p6H0qKweDIk
 コードを持たない民謡に新たな拡がりを加える、素晴らしいアレンジです。(中略)高い力量とメロディに対するリスペクトが一聴して解ります。吉良知彦はいっぺんでこのコードをすっかり憶えてしまったそうです。私達のようなロック畑のミュージシャンには、民謡はとっかかりのないものに思えてしまうのですが、この作品との出会いで、民謡をまったく新しいものとして演奏する扉が開かれました。

 先日、中村力哉さんにお会いすることができました。(中略)中村さんは「一粒のちから」という、被災地の民謡をアレンジする取り組みをされていることを知りました。被災地に対する思いが強く伝わり、軽い気持ちで「歌って応援」のようなことではない、誠実な意志を強く感じ、感銘を受けました。ぜひこちらもお聴きください。


アレンジャー(和声付け担当)冥利に尽きます。
(吉良さん、小峰さん、どうもありがとうございます)

全文はこちらです。ぜひご覧ください。
小峰公子の脳内外旅行記ーkoko's blog 相馬二遍返しによせて



私たち「ひと粒のちから」にとってこの唄は、震災直後の最初に取り組んだ唄でもあり、ひときわ大きな存在となりました。

この響き(和声)に包んだ『相馬二遍返し』が、ザバダックの力強さに溢れたリズム・アレンジによって新たなロック・サウンドへ広がったこと、とても嬉しく思います。

この音楽が、たくさんの人たちの故郷への思いと共振しますように。

この唄が、その地をこれからも守ってくれますように。



【追記】(2015.11.30~)

● 民謡のアレンジ(和声付け)について、少し言葉にしました。
   「伝承と創出のあわいに

● 当プロジェクト「ひと粒のちから」(ユニット名: あわいびと )のwebsiteを作りました。(12/20)
  awaibito.com



【脚注】

(※1)ひと粒のちから:ピアノで織りなす東北民謡
(「一粒」あらため「ひと粒」にしました。2015.10)

(※2) Pray for Japan ピアノで織りなす福島県民謡「相馬二遍返し」


【追記】(2016.8.7)

2016年7月、ザバダックのリーダー吉良知彦さんの訃報に言葉を失いました。

吉良さんが『相馬二遍返し』の私のアレンジ(和声付け)を大変に気に入ってくださって、ご自身の大切なライブ及びCDアルバムにてカバーしてくださったことに、とても深いご縁を思わずにいられません。

昨春に吉良さんと初めてお会いした際には、ビートルズ(そしてジョン・レノン)談義でも話が弾みました。
また、吉良さんは大の昆虫好きでもいらっしゃって、その時に我が家で息子が飼育していたクワガタやカマキリなどについて、具体的な助言を諸々頂いたりもしました。
民謡でも、ジョン・レノン(の曲)でも、ぜひ共演しましょうと話は盛り上がりました。

残念ながら、共演の約束は果たせないままのお別れとなってしまいました。

本日(2016.8.7)は、「吉良知彦お別れの会~katami wake~ かたみわけ」(於:サンシャイン劇場)に参加してきました。
たくさんのファンの方々や関係者方が集い、会場はとても和やかで温かな雰囲気に包まれ、吉良さんの深い音楽人生の一端を私も感じることができました。

このご縁に、深く感謝します。
吉良さん、更なる音楽への旅立ちでありますよう、心よりお祈りいたします。




by りき哉


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