お父さん日記・2014
2014年の(主に)公開日記より。
【1月7日】
心して聞けよ、というつもりで「難しいぞ」と前置きしたら「じゃあいいや」と言ってノートを閉じてしまったきりになっていた「自分の名前に込められた意味をインタビューする」という宿題。おい、良くないだろ。冬休み最終日にやっと終える。(お父さんも初めて伝えることができてちょっと嬉しい)
【2月22日】
おっ、腕を上げたじゃないか。もうお父さんより上手だな。(ケン玉)
承前。腕前で息子に抜かれる喜びを初めて味わう。(えっ?他にも何かあった?あ、恐竜のことは腕前じゃなくて知識だし、あ、あれはお父さん最初からできないから抜かれたわけじゃないし、やっぱり初めてだと思うぞ。たぶん)
【4月2日】
大型書店にて、息子(8)を児童書コーナーに置いたまま自分の本選びにすっかり長時間を費やしてしまったのだが、ようやく選び終えて息子に「そろそろ帰ろうか」と声をかけると、「えっ、もう?」と。
「もう?」って、もう4時間近くもここに居るんだぞ?(私は1冊、息子には5冊購入)
【8月11日】
野球というものをテレビでも見たことのなかった息子が初めて「ねえお父さん、野球しよ」とせがんだのは、彼が小一の時だったろうか、神宮球場で初めてプロ野球観戦した翌日だった。漠然としていた「野球」というもののイメージが、彼の中で一気に形作られた出来事だったんだろうな。
小三の夏休み。過日球場で観戦した息子曰く、「野球は9人と9人でやるとなかなか点が入らないんだね」。(いつもお父さんと二人でやる時は得点が「38対27」とか二桁同士になるからな)
グローブを買い与えた。やっぱり軟球とグローブだと、(カラーボールとプラスチックバットでやる二人野球よりも)キャッチボールだけで百万倍たのしいな。(お父さんも40年ぶりのマイ・グローブがちょっと嬉しい)
【8月24日】
出掛ける支度中、椅子に寝そべっていたクマの上に鞄を置くと、その様子を見た息子はレゴで遊んでいた手を休め、黙ってそっとクマを引き抜き、抱っこして背中をさすり、頭を撫でて口元に頬ずりして、静かに床に寝かせてから、再びレゴに向かった。そうか。そのクマは本当に生きてるんだな、お前の中では。ごめんごめん。心の中で謝りながら出てきた。
(吹き込まれた命は、いつか薄まり消えていくのだろうか。あるいは、子供の捉えている世界の方が本当なのかもしれないな。「本当の世界」って何だろう)
【8月29日】
誘われて・・ではなく、息子が自分から「聴きに行きたい」と言って来たのは初めてのことだったかもしれない。彼はどうしてお父さんのライブを聴きに行きたいと思ったのだろう。そこが、ちょっと気になる。
【8月31日】
夏休みの宿題で息子が取り組んだ自由研究が僅か30分で終わるような内容だったので「いいのか、それで」と思ったのだが、そういえば私が小三の頃にやった夏休みの自由研究は「ねこは暗闇で逆さに放り投げられても身を翻して着地できるか」という、自宅のねこで2分ほどで確認できることだったような。
【10月12日】
高尾山に息子と。
【10月14日】
よし。合格だな、「カッコーワルツ」。
(一曲合格する毎に、押し殺そうとする嬉しさが顔に出ちゃうんだよな)
【11月23日】
キャッチボール、本当に楽しいな。
よく会話を「言葉のキャッチボール」と喩えるが、実際のキャッチボールをしていると「これはボールでの会話だな」と思う。相手が捕りやすい所へ投げようと努め、少々外れた球が来ても自分が動いて捕ろうとする。ただ投げ合っているだけで楽しくて、飽きることがない。無言でも気持ちがボールで伝わる(ような気がしている)。
【12月25日】
今年9歳の誕生日&クリスマスは、レゴ(ニンジャゴー)と、ラジコン戦車と、ロボット玩具(トランスフォーマー)。
【お父さん日記シリーズ】
by りき哉
« 2014年リリースCD&DVDまとめ | トップページ | piano 中村力哉 2015年のライブ('15/11/30更新) »
「4 : OFFの日記」カテゴリの記事
- クマと僕とリンゴ(2018.05.29)
- 【後編】 人形アニメーション作りと小説執筆と、そして本作りと/お父さん日記・2018春(2018.03.18)
- 人形アニメーション作りと小説執筆と、そして本作りと/お父さん日記・2017特別編 2(2017.09.12)
- 自分の机を作る の巻/お父さん日記・2017特別編 1(2017.09.12)
- 「すみません、ちょっといいですか?」(2017.05.02)
« 2014年リリースCD&DVDまとめ | トップページ | piano 中村力哉 2015年のライブ('15/11/30更新) »
コメント