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2013年12月29日 (日)

ピアノとの日々の出会いの中であった或る出来事

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(12月20日の公開日記より。藤沢市・鵠沼「ピアノサロン高松」でのライブを終えて)

弾いた瞬間に響きと気持ちが通じ合うようなピアノに出会うことは極めて稀ですが、先月桐生で出会ったピアノと、その半年前に出会い今日も弾いた鵠沼のピアノは正にそうで、その音の優しい丸みは本当に奇跡的な美しさでした。
桐生ではその調律師とお話する機会を得て、お名前も伺いました。

そして今夜(鵠沼にて)、「このピアノの調律師は群馬から来てくださっているんです」と聞いて、「えっ!」と息を呑みました。
自分が驚嘆し一目惚れした(メーカーも大きさも違う、場所も遠く離れている)二台のピアノは同じ調律師に調律されていたのだと知り、全身が震えました。

(半年前の鵠沼でのこの日記と、先月の桐生でのこの日記が、このような運命的な繋がりを持とうとは)(了)

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【補足】
(何にそれほど驚いたのか、ピアノの調律について詳しくない方へ)
ピアノという楽器は調律によって、つまりは調律師によって全く違った個性を持ち得ます。
この文脈において「調律師」は、「魔法使い」と読み替えて頂ければと。


トップの写真:
12月20日、藤沢市・鵠沼「ピアノサロン高松」(中野渡章子さんとのデュオ・ライブ)にて。


by りき哉

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