フォト

« 2013年3月 | トップページ | 2013年5月 »

2013年4月30日 (火)

いろいろな必然とともに(一粒のちから宮城コンサート後記)

Img_3818


2013春、一粒のちからコンサート in 石巻市&登米市」の後記です。


様々な必然を思います。
出来事や、人との出会いに。


前ログで触れました、南三陸町の佐藤秀昭さんとの東京での3月の再会から、私の心の半分はすっかり宮城に飛んでいました。

そして、佐藤さんとともに初日のコンサート実現に尽力くださった佐々木さんが、二日目のコンサートにも(お手伝いではなく音楽を聴くために)足を運んでくださったこと。

そして、二日目のコンサート終演後には、「民謡は今まで聴いたことも、聴こうと思ったこともなかった」という全国からいらしているボランティア・スタッフの方々から、「民謡の素晴らしさを初めて知りました」といった言葉をたくさん頂いたこと。

その、「初めて民謡に感動した」という二日目のスタッフのお一人が、再びライブを聴きたくて三日目の会場へ駆けつけてくださったこと。

そういったエピソード一つ一つもさることながら、三日間の会場それぞれで、聴いてくださった皆さまから「ありがとう」「また来てね」というお声をたくさん頂いたことが、私たち三人にとっても何より嬉しいことでした。

それもこれも、今回宮城へ伺うことができたのは、石巻のご出身で「東北救済プロジェクト」を主宰なさっている吉川美由紀さんとの、YouTube「ピアノで織りなす東北民謡」(※)を通した出会いが始まりでした。
かなんホール終演後、「来場者の方の涙は忘れられません」と語ってくださった吉川さんと、縁の下で支えてくださった橋本忍さん。このように大きな規模のコンサートを協賛や寄付を募って入場無料で実現してくださったこと、心より感謝します。



以下、ツアー中にリアルタイムでアップした日記や、その後に頂いた写真などを。

メンバーは、美鵬成る駒(唄・太鼓)、佐藤錦水(尺八・篠笛)、そして私の三人です。



【4月13日(土)】

Imgp5354
初日の会場は南三陸応急仮設住宅みなみかた第二集会所。
デジタル・ピアノ含む楽器やPA設備など機材満載のワゴンで東京を早朝に発ち、無事に到着しました。


Img_3758
まずは舞台セッティング。


Dsc_0970
本番スタートしました。


Dsc_1091
コンサート・プログラムではこんな一幕も。
今回は美鵬成る駒さんが三味線で(ピアノなしで正調の)弾き語りをするコーナーで、猫の手も借りたいということで(でもないのでしょうけども)私が和太鼓を打つことになりまして。

備忘に、東京で一回目のリハーサルをした3/27の日記より、抜粋転載:
・・・
和太鼓(に限らず和楽器全般)って、良い音を出すという目的に加えて所作としての美しさや粋を求める部分も大きくある(と思う)から、その点ピアノやタブラよりも畏れ多いわけですが、俄仕込みながらも精一杯頑張りますのでどうぞ寛大にお見守りください。と民謡の神様にお祈りしたらいいのかしら。何はともあれ、美鵬成る駒師匠に手ほどきを受けるという勿体なさすぎる体験に実はけっこうワクワクしている。
(転載以上)
・・・

Dsc_1162

Dsc_1303
1年半ぶりの訪問となった今回も、会場いっぱいの皆様に楽しんで頂きました。
嬉しい再会もあり、今回も私たちの方が力を頂いたような。


【4月14日(日)】

Img_37781
外はぽかぽか優しい日差しです。かなんホール入り口側の図。


Img_3781


Img_0221
そして本番。


Img_0162_1_2


Img_0195
私はドキドキの一幕。
(結果はバッチリでした。が、終演後に舞台監督の橋本さんからは「ロボットみたいだった」と。所作の美しさに腐心した筈が・・)


Img_3788
終演後の舞台で、吉川代表はじめ現地でボランティア活動をなさっている全国から集まったスタッフの方々と記念撮影。


【4月15日(月)】

Img_3820
牡鹿半島の先端、鮎川浜へ向かっています。ぽかぽか陽気に海は青く澄んでいます。
(本記事トップの写真も、同道中にて)


Img_3826
津波の爪痕そのままの、会場周辺。


Img_3836
今日の会場は鮎川浜の仮設商店街「おしかのれん街」です。
津波で流されたその場所での演奏は初めて。
ステージの向こうに海が見えています。暖かくて穏やかなとてもいい天気。
ウグイスも鳴いています。


Img_3840
牡鹿の広域に渡ってライブ案内が防災無線で放送されていました。皆さんそれを聞いて集まってくださいました。
震災直後から現地でボランティア活動なさっている遠藤太一さんによる、本番前のご挨拶。



Img_3841


Imgp5421
終演後、舞台(となったテラス)で片付け前に、点てて頂いたお茶を一服の図。
宮城での三日間を終え、機材満載のワゴンでこれより帰京です。



思うことがたくさんあり過ぎてなかなか言葉にならないのですが、私自身「拙いながらも自分なりに音楽に向かい続けてきて本当に良かった」と深く思えた三日間でした。

どうもありがとうございました。たくさんの出会いと必然に。



ピアノで織りなす東北民謡


今回のコンサートをご案内したログはこちら。
2013春、一粒のちからコンサート in 宮城


by りき哉

2013年4月11日 (木)

2013春の、一粒のちから (コンサート in 石巻市&登米市)

前回ログに少しご案内しましたが、4月13日より3日間、「一粒のちから」(※1)で宮城県へ伺います。


今回の石巻でのコンサートは、YouTubeの「ピアノで織りなす東北民謡」を聴いてくださった東北救済プロジェクト代表の吉川美由紀さんより「この音楽を石巻の人たちに生で届けたい」との熱い想いを頂き、また大変にご尽力頂いて実現することになりました。

また、南三陸町の佐藤秀昭さんと佐々木光之さん(※2)のお力添えにより、「南方イオン仮設団地」でのコンサートも決定しました。こちらは、「一粒のちから」としては2011年12月以来の訪問となります。


ささやかな一粒のちからになれますようにと願っています。
お近くの方、ぜひお運びくださいませ。


以下、コンサート詳細です。

いずれも入場無料です。


● 2013年4月13日(土)
 「一粒のちから」復興応援コンサート

 開演 17:00
 於:宮城県登米市 南方イオン仮設団地 第二集会場


● 2013年4月14日(日)
 いしのまきに故郷の唄を
 ピアノで織りなす東北民謡コンサート

 開場 14:00
 開演 14:30
 於:宮城県石巻市「遊楽館 かなんホール」
 宮城県石巻市北村前山15-1
 0225-72-3561
 (主宰:東北救済プロジェクト)


● 2013年4月15日(月)
 「一粒のちから」復興応援コンサート

 開演 13:30
 於:宮城県石巻市「おしかのれん街」
 宮城県石巻市鮎川浜湊川1-12


【出演】(3カ所とも)
 唄・太鼓   美鵬成る駒
 尺八・篠笛  佐藤錦水
 piano    中村力哉



・・・・・

日々の暮らしの中で育まれてきた唄には、その地の記憶が深く染み込んでいる。
ことばや節回しやリズムの中にそこに生きた人々の息遣いは宿り、風土は古より唄とともに脈々と今日まで受け継がれてきた。
2011年3月11日。過去と未来を断絶せんとするかのごとく襲った未曾有の大震災。
ふるさとを慈しむ気持ちは、明日へ歩む私たちの力の源となるのではないだろうか。
その力の一粒になれたらと願い、土地に根差し唄い継がれてきた民謡を新たな響きに包んで、今と未来へ向けて奏でていきたい。
目を閉じればそこに豊かな風景が現れるように。
私たちのふるさとのために、祈りを込めて。
(「一粒のちから」プロジェクト)

・・・・・


130414





※1 「一粒のちから」とは:
ピアノで織りなす東北民謡

※2 2011年12月に南三陸町へ伺ったときのログ:
南三陸町との邂逅 一粒のちからコンサート後記



by りき哉

2013年4月 4日 (木)

二年が過ぎて

Img_3738

三度目の桜の花が、4月に入って東京ではもうすっかり散ろうとしています。

この春にお招き頂くことになった石巻でのコンサートの準備を昨秋より進めてくる中、この丸二年という震災以降の時間を改めて見つめ直そうと一年前に吐露した内省(※1)を読み返してみたり。

そんな3月の下旬、とあるライブに南三陸町の佐藤秀昭さん(※2)がいらしてくださいました。予告なく突然に。
思いがけない再会に、自分でもそれが何なのかよく分からない、いろんな気持ちがいっぺんに溢れてきて、涙もとめどなく溢れて。

「それ」が何だったのかを考えることは即ち、「自分にとってのこの震災」と「自分にとっての音楽」について考えることでもあったのだと思います。

言葉にすることで却って自分の気持ちと離れていってしまわないように、今はまだ「それ」を丸ごと抱えていることにしました。大切に。

今月14日は石巻へ、その前日の13日は登米市へ再びコンサートに伺います。

近日中に詳細ご案内します。


※1 昨年のログです。
  3.11から経た無限の時間

※2 佐藤さんとの出会いはこれでした。
  ピアノで織りなす宮城県民謡「十三浜甚句」


写真は今日(2013年4月4日)、東京渋谷区にて。


by りき哉

« 2013年3月 | トップページ | 2013年5月 »

カテゴリー