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2012年12月27日 (木)

お父さん日記・2012春〜師走

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2012年。今春以降の「お父さん日記」の中から幾つか。


【2月3日】
幼稚園の発表会で「孫悟空」を観劇した。息子は猪八戒の役で、登場してから最後まで四つん這い。うん、がんばったがんばった。明日・千秋楽もしっかりな。願わくば、台詞を恥ずかしがらずに大きな声で言えたら良いのだけど。シャイだからなぁ。お父さんに似て。


【2月5日】
隣の部屋から映画「マダガスカル」の台詞を読む息子の声が聞こえてくる。そんな本も家にあったのかと思って聞き流していたのだが、そっと覗いたら何も見ないでそれぞれの役になりきってしゃべってた。もう30分近くにもなるけど。最初から最後まで頭に入っちゃってるのか。


【4月6日】
桜は満開で、ポカポカの陽光に包まれて、今日から小学生。


【6月19日】
息子が学校から帰宅するなり「今日つまんなかった」と。聞けば、将棋教室が無かったから。そうか。本人が希望したとはいえ、駒の動かし方も知らないのに「将棋が好きな子」が条件の教室に参加してしまって大丈夫か?と心配したのは先週だが、それほど楽しかったなら何よりだ。よし、じゃお父さんとやろうか。


【8月24日】
台所で支度中の母親から「今日はパンそれしかないの」と言われた息子は、食パン一枚が乗った自分のお皿を前に「えー、どうしてこれしかないの」と不満顔。お父さんの一枚を物欲しげにチラチラ見ている。半分あげようかと思っていたら、自分のパンを半分ちぎって、まだ空っぽのお母さんのお皿に置いた。


【9月9日】
近所の緑道にて。息子が木の切り株に群生していたキノコを見て「あ、ぼく、なんでキ・ノ・コっていうかわかった!キノコのキは、木っていうことで・・」と言うから、木の子供だからキノコ、と言うのかと思ったら、「木から、のこのこ出てくるから」。そうかも知れないね。


【10月5日】
『未来』ってなに?という質問に私が答えたのに対して、「でも明日ってないよね」と息子。「地球が生まれてから今日までが歴史で、今日まではあるけど、明日とか未来はまだないよね」と。ほう、そのような「時間とは何か」という根源的な謎に到るように、もうなったのか。

彼の発言から推知されるのは、彼が時間の概念としてその一方向性と不可逆性という性質を自明のことと既に捉えていた、ということ。それはつまり、まだ言葉を話せなかった赤ちゃんの頃には本来的に持っていたであろう彼のパラダイム(宇宙観)が、もう完全に消え去ったことを意味するのかもしれないなと。(これから「再び知る」ために、算数と国語がんばろうね。楽しみだね)


【10月6日】
初めての「秋休み」は家族で蓼科温泉に。横谷渓谷を往復踏破し、「5歳の夏休みの時の西沢渓谷(※)に比べればラクだったね」と水を向けると、「うん。でもやっぱり大変だった」。


【10月7日】
以前から「やりたい・行きたい」と熱望していた釣りも渓流にて初体験。ニジマス美味しかったね。


【12月6日】
息子にアドリブのやり方を教えたことはないのだが、左手でドとソを押さえながら右手で白鍵をテキトーに弾いていたのは背中越しに聞こえていた。「お父さん、今アドリブやった。タイトルも考えた」って言うから「なに?」と訊いたら『サンタがやって来て帰っていった』だそう。高い音は鈴の音だったとのこと。そうか。


【12月23日】
自宅スタジオで練習していると息子が入ってきて、蛍光灯を消して白熱球を一つだけつけた。そして珍しくじっと静かにお父さんのピアノを聴いているなと思ったら、「こっちの電気にした方が本物っぽいよ。それでこっちに人間の人形をぎっしり並べておいたら本番みたいで緊張して、もっといい練習になるんじゃない?」と。(なるほど、それはいい考えだね)


トップの写真
PENTAX K200 + smcPENTAX DA 35mm F2.8 Macro Limited
2012年10月7日 蓼科にて


【※】
お父さん日記・2011夏

お父さん日記・2011秋〜2012初春


by りき哉

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