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2011年12月11日 (日)

一粒のちから、南三陸町へ

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12月11日、今日で震災から9ヶ月です。

南三陸町でのコンサートが決定しました。
『一粒のちからプロジェクト』で、今月22日に登米市の、23日は南三陸町の仮設住宅地区へ、演奏に伺います。

宮城県民謡「十三浜甚句」を制作した際の、この十三浜の写真を提供くださった佐藤秀昭さんとの何とも不思議な妙なるご縁が、今回のコンサート実現へと繋がりました。

佐藤さんは現在、南三陸町の仮設住宅(童子下仮設1期)の自治会会長をなさっています。
そして、志津川高校避難所の代表をなさっていた佐々木光之さんとともに会場の手配から何から準備してくださり、当日はコンサートの進行を務めてくださいます。

とても楽しみに待っていてくださるとのこと、私たちも精一杯の演奏をすべく準備を進めています。
ささやかな一粒の力になれますように。



南三陸町復興応援
「一粒のちから」民のうたコンサート


2011年12月22日(木)

開場 13:30
開演 14:00〜 
場所:宮城県登米市 南方イオン南方店跡地団地 2期仮設集会所


2011年12月23日(金)

開場 11:00
開演 11:30〜
場所:宮城県本吉郡南三陸町入谷童子下 童子下集会場


進行:佐藤秀昭さん (南三陸町童子下仮設1期自治会会長)
   佐々木光之さん(元志津川高校避難所代表)

出演:唄・太鼓   美鵬成る駒
   尺八・篠笛  佐藤錦水
   piano     中村力哉


2011年3月11日。千年に一度という未曾有の大震災。
東日本では、豊かな風景や歴史とともに築きあげてきた人々の生活が、一瞬にして奪い去られた。
故郷を想う気持ちは、明日へ歩み未来へと向かう私たちの大きな力になると信じている。
日々の暮らしの中で生まれ育まれてきた「うた」には、その地の土や空や匂いが深く染み込んでいる。
そうした土着のうたを、新たな響きに包み、目を閉じればそこに故郷が現れるように、後世へまでも伝えていきたい。
復興を祈る一人一人の想いにそっと寄り添い、ほんの一粒のちからになれたらと願いながら、私たちが受け継いできた民謡を、今と未来へ向けて奏でていきたい。





トップの写真は「十三浜甚句」を唄う、和太鼓奏者・美鵬成る駒。
2011年5月12日 Hocola studioにて。


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こちらは「網のし唄」で篠笛をレコーディングする佐藤錦水。
2011年6月30日 Hocola studioにて。


※ 「一粒のちからプロジェクト」については、こちら。
  ピアノで織りなす東北民謡

※ 中でも「十三浜甚句」については、こちら。
  ピアノで織りなす宮城県民謡「十三浜甚句」

by りき哉

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コメント

お久しぶりです。

いろいろなことが、ありまして なかなかコメントが、書けずにおりました。

ご活躍 陰ながら応援しています。

良かったですね、素晴らしいコンサートが、実現しますね。

そこへ、飛んで行きたいくらいです・・・・が・・難しいのです。

皆さん、どれほど喜んでくださることでしょう!
目に見えるようです。
寒くなって来ましたので、風邪など 召しませぬように、気をつけられて、行ってらしてくださいね。
友人が、 南三陸町に、震災後間もなく ボランティアで、行った話を聞きました。

だいぶ、あの頃とは、変わっていると 思います。
お帰りになりましたら、また 状況を、載せてくださいませ。

益々のご活躍を、お祈り申し上げます。

志乃さん
応援メッセージどうもありがとうございます。
南三陸町は被災地の中でも特に復興が遅れていて、今も風景は夏前と変わらないとも聞きます。
今回は詳しく書くと長くなってしまう幾つもの偶然(もしくは必然)が重なりまして、伺えることになりました。
人との縁というのは不思議なものですね。
精一杯に演奏してきたいと思います。

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