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2011年11月27日 (日)

ピアノで織りなす青森県民謡「南部餅つき唄」

「一粒のちから(東北地方の民謡に和声を付けることで復興の力になれたらうれしい)プロジェクト」の第五弾です。
復興を祈る私たち一人一人の想いに、この音楽が少しでも寄り添うことができたなら幸いです。

日本の民謡はもともと和声(という概念)を持たない音楽ですが、そこにピアノによるハーモニーを加え、新たな解釈とともにアレンジ・演奏しました。

「南部餅つき唄」は、下北半島に伝わる古い踊り唄で、正月行事が発祥と言われています。
現在でも、県内のお祝いの席では祝舞として、必ずこの踊りが演じられるそうです。

これから年末、そして新年を迎える時節だということもあって、今回はこの唄を取り上げてみました。
餅米を蒸すところから始まり、杵で捏ね、そして威勢良くつきあげていく一連の流れをイメージしてアレンジ&演奏しました。
エンディングに向かって元気よく盛り上がっていきます。

青森県民謡「南部餅つき唄」

奥州 サーハーエ
奥州南部の 大畑なれや
出船入船 繁華の港
陸(おか)は豊年 みずほの宝
(ハ イヤコラ ハイハイ)

揃た揃たよ 餅つきァ揃た
秋の出穂より 色はよく揃た
※ヨイヨホホイヨイ ヨホホーヨーイトナー
ヨイハヨイコノ舞を舞うて
よせてよせたら ヨホノホイヨホホイノホイ

臼もあたらし 餅つきゃ若い
赤いたすきに はちまきを締めて
※繰り返し

ツケタカ ツケネカ ツケタカナ
サットシアガレ ユンガオメ
サットシアガレ カンボチャメ
トコサッサ コラサノサ

ついたお供え 神々さまへ
家内揃うて 笑い顔揃うた
※繰り返し

[歌詞についての補足]
「よいはよいこの」は現在広く浸透している歌詞ですが、本来は「よいはよいとの」で、この「と」は「人」という意味だそうです。


この地で育まれてきた唄を後世へ伝えていくこと。
その力のささやかな一粒になれればと願っています。

この動画の演奏者
 美鵬成る駒: 唄・太鼓・当り鉦・チャッパ・鈴
 佐藤錦水 : 篠笛・唄囃子
 中村力哉 : 和声付け・ピアノ・タブラ(バヤン)・カシシ・唄囃子

 2011年11月12日 東京 Hocola Studio にて録音


ちなみに動画の絵は、この音楽のバックグラウンド画として描き、パソコンでレタッチしたものです。
「気は心」ということで・・。
(原画:2011年11月24日 26×34cm クレヨン)

by りき哉




[追記]

当プロジェクトの唄を、以下にまとめてあります。

ピアノで織りなす東北民謡~Pray for Japan~

その他の公開済みの唄
Pray for Japan ピアノで織りなす福島県民謡「相馬二遍返し」
Pray for Japan ピアノで織りなす宮城県民謡「十三浜甚句」
Pray for Japan ピアノで織りなす茨城県民謡「網のし唄」
Pray for Japan ピアノで織りなす岩手県民謡「釜石浜唄」


【追記】(2015.11.30~)
● 温かなメッセージをたくさん頂きまして、2015年秋、CDアルバムの形にしました。
 詳細はこちら

● アレンジ(和声付け)について、少し言葉にしました。
伝承と創出のあわいに

● 当プロジェクトのwebsiteを作りました。(12/20)
 awaibito.com


by りき哉

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