お父さん日記・2011夏
[8月6日]
「ぱっさんって音したね」「え?どの音?」「ほら、ぱっさんって言うよ」絵本を再び閉じて、全ての大人は「パタン」という表現で済ますであろうその微かな音に耳を澄ましながら、新発見に目を輝かせた息子が教えてくれた。ほんとだ。「パッサン」って音がするね。
[8月11日]
「もう疲れて歩けないよ」と座り込んだのは、ほんの3,4回。鎖に捕まりながら大人でも大変な崖っぷちの岩場を延々と2時間、トータルで丸5時間、10キロの山道を、よくぞ最後まで歩いた、とお父さんは感無量だったよ。西沢渓谷(山梨県)一周した、5歳の夏休み。大人になっても覚えてるかな?
[8月12日]
5歳の子供にとっては「ロッククライミングか」というくらいの険しい道のりを、小さな身体であれほど健気なまでに頑張って踏破したのに、きっとそれも跡形も無く忘れちゃうんだろうなぁと、今朝はもうケロッとして積木に夢中の息子を眺めながら、今を懐かしむ思い哉。
[8月15日]
「今ね、まったく支えてもらわないで、一人だけで31歩も歩けたんだよ、31歩も」母親と近所の緑道から帰ってきて、息を弾ませながら教えてくれた、竹馬に初めて乗れた日。
夏休み前のこと。幼稚園から帰ってきて「今日ね、うんていの端から端まで行けたんだよ。それでね、手の皮がこんなに剥けた」と言って見せてくれた手のひらは、マメが大きく剥けてすごく痛そう。でも「ぜんぜん痛くない」と。そこまで夢中になって達成感があると痛くないのか。竹馬での足の親指も。
[8月27日]
息子は「ブルーノート」には反応しなかったけど「コットンクラブ」には「こっとんくらぶ?コトコト音がするの?」とインスパイアされたようで、今日もクマのぬいぐるみでコットンクラブごっこをする。そういえば赤ちゃんの頃に良く読んだ絵本は「がたん ごとん」だったね。
トップの写真は西沢渓谷にて。
西沢渓谷一周コースの最奥「七ツ釜五段の滝」を過ぎて、ここは(急だけど岩場でないので)登りやすいところ。
by りき哉
東北地方の(元来は単旋律である)民謡に和声を付けることで、復興の力の一粒になれたらと、まずはYouTubeに公開していく試みをしています。
公開済みの唄
福島県民謡「相馬二遍返し」
宮城県民謡「十三浜甚句」
茨城県民謡「網のし唄」
岩手県民謡「釜石浜唄」
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