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2011年3月26日 (土)

震災から2週間を経て思うこと

大震災から2週間が経った。

この大震災、そして恐らくそれ以上に原発事故によって、私たち一人一人の価値観が大きく変化しようとしていることを感じている。
もちろん、自分自身の中にもまだ言葉にできない変化や深化が、息苦しいほどに確かにある。
そして長いスパンで見れば、その価値観変化は世界がより良くなる方向に作用するのではないかと、私は希望を持ってもいる。

今まで私たちは自然による大災害から幾度も復興してきたが、しかし今回は単に「天災」だったのではない。
今回は、単に「復興するだけ」であってはいけない。

そう、強く思う。

以下、この二・三日ほどのメモを残しておく。


原発は「人が作ったもの」だから、事故はもちろん「人災」。「津波が大きかったから」というのは子供じみた言い訳だ。この事故の責任を東京電力に問うている人が多いが、それでは「木を見て森を見ず」。原発を許可し続けて来たのは私たち皆の総意だ。今度こそ私たち個々が己の無知と無関心を反省すべき。

海江田万里経済産業相は25日、定期検査中の原子力発電所について運転再開に向けた当面の安全確保ガイドラインを来週中にも策定する方針を明らかにした・・というニュース。
「安全確保」?「ガイドライン」?なんだそれ。100%安全などあり得ないことはもう十分に解ったはずだ。

石原都知事曰く「私は原発推進論者です、今でも。日本のような資源のない国で原発を欠かしてしまったら経済は立っていかないと思う」。
石原さん、経済よりも大切なことが見えなくなってしまったのか。目先の現実に囚われて大きな未来を描けなくなってしまったのか。とても残念。

東京電力を責める論調は止めた方がいい。問題を一企業の責任にすり替えて、事の本質を見失ってしまう。政府のせいにするのも無意味。原発の何が問題なのか、それを皆が理解しない限り、ツケを私たちの子孫にまわしているだけに過ぎない。

今漏れている放射線・放射性物質の量が心配に及ぶものではないと説明する記事もたくさんある。オーケー。百歩譲って、現時点ではまだノープロブレムとしよう。しかしだからと言って、原発というシステムの問題が解決しているわけではない。

以上、箇条書きにて。


この期に及んでなお原発の必要性や利点を語る人は、「今までの現実」ばかりを見ているに違いない。
「原発がないと現実的に立ち行かないでしょ。じゃ、今すぐ原発を止めたら日本はどうなると思うの?」と言う。
確かに、理想を語るだけでは現実の問題はクリアできない。

しかし、「これから現実になること」は、今この瞬間に私たち一人一人が何を選択するかによって決まるのだ。

代替エネルギーシステムを始めとした様々な社会インフラが整ったら原発をやめる、というのは発想の順番が違うだろうと思う。それでは「今までと同じ暮らしをしながらシステムが整うまで原発を続ける」という姿勢になってしまう。

「原発なしで立つ社会」は、私たち皆が決心すれば、必ず実現できるに違いない。

今、私たちは社会を根底から構築しなおす瞬間に直面している。
・・と思う。


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写真は「日常の柔らかな光」
Minolta AUTOCORD(Rokkor75mmF3.5)+ 400TMAX(自家現像)

photo & text by りき哉

2011年3月18日 (金)

今できること (朧月夜/ソロピアノ)

未曾有の震災から8日目を迎えました。
さらに原発事故による放射能汚染への不安も広がっています。


奪われた多くの命のために、

そして、私たちの故郷のために、

祈りを込めて、この曲を弾きました。


「朧月夜」 作曲:岡野貞一

編曲・ピアノ:中村力哉
2011年3月16日 東京 Hocola studio における演奏。


 朧月夜  作詞:高野辰之

 菜の花畑に 入日薄れ
 見わたす山の端 霞ふかし
 春風そよ吹く 空を見れば
 夕月かかりて 匂い淡し

 里わの火影も 森の色も
 田中の小径を たどる人も
 蛙の鳴くねも 鐘の音も
 さながら霞める 朧月夜


「今を一生懸命に生きること」と「祈り」は、つまるところ同義ではないかと感じています。

by りき哉





【追記_2011/3/18】

YouTubeに「Rikiya Nakamura Official Channel」作りました。


【追記_2017/2/3】

YouTubeのコメント欄にて、この楽譜のご所望を複数いただきましたので、譜面のJPEGファイルとPDFファイルを貼ります。

ちなみに、この演奏はテーマ部分以外はすべて即興ですので、譜面はこれで全てです。(唄のメロディに予め自分なりのコードを付しておいたほかは、一切何も予定せずに白紙状態で弾き始めています)
Key は D♭で弾いています。

Oborozukiyo_chordsbyrikiyanakamura

(↑クリックで拡大します)


譜面のPDFはこちら↓
「Oborozukiyo_ChordsByRikiyaNakamura_0002.pdf」



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2011年3月13日 (日)

東北地方の大地震

地震・津波から三日目を迎えました。
都内でも恐ろしい体験でしたが、東北地方の被害はあまりにも甚大で、私も言葉を失っています。

この度の大震災では大変に多くの方々が犠牲になり、今現在も行方不明の方、救助を待っている方が多数いらっしゃいます。

私自身は家族も無事で、福島や仙台在住の親戚も(家の損壊・避難生活などありますが)怪我もなかった様子で、ひとまず安堵しました。
しかし、この大震災は想像を絶した一大事であり、皆さまと同じく、私も心を痛め心配していることはとても言葉に尽くせません。

一刻も早く、待っている方々が無事救助されますよう、今はただ祈るばかりです。

被災されている方々に心からお見舞いを申し上げます。
そして、亡くなられた方々へ心より哀悼の意を捧げます。

さらに複数の場所で大きな余震が続いており、予断を許さない状態です。
私たちの恐れていた原発事故も起こりました。

皆さま、どうぞお気をつけてお過ごしください。

2011年3月 6日 (日)

ミノルタオートコードでカラー

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昨春から再び撮り始めたフィルム写真は、レンタル暗室で自分でプリントをやりたいということもあってモノクロでしか撮っていなかったのだが、年末にやってきたミノルタ・オートコードで、そして中判でカラーというのはどんな感じだろうかと、ふと思ってこの一月ほどの間、オートコードに4本ばかりカラーネガフィルムを詰めて撮ってみた。

ラボにお願いしたその現像とスキャン画像が上がってきて、その画を観てとても感激した。

わぁ〜!カラーも楽しいじゃないか!
素敵すてき!
オートコード素晴らしい!

これがオートコードの描写なのか、今回使ったフィルムの銘柄(コダック・エクター100)が持っている味わいなのか、その辺のことが初心者の私には判断がまだつかないのだけど、なんとも言えないこってりとした色合いとか、空気感とか、画からにじみ出てくる雰囲気に、パソコンのディスプレイで見慣れていたデジタル一眼レフの画とは異質な何かがあるということを、見た瞬間に感じた。

これからしばらくは、カラーでもどんどん撮ってみよう、と思った。

そんなわけで、今回は
カメラ:Minolta AUTOCORD
フィルム:kodak Ektar100
で撮った写真の紹介(の第一弾)。




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すべて先月(2月中旬)箱根にて。
朝の光。

正方形フォーマット(ましかく写真)ゆえの楽しさも改めて実感。


by りき哉




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