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2010年12月31日 (金)

中村力哉(piano)プロフィール(公式版)

中村力哉(Piano)Profile(2016年11月現在)
1966年 東京・品川生まれ。
6歳よりピアノを始め、大学在学中にジャズピアニスト岩崎大輔氏に師事。ジャズを中軸として西洋ポピュラー音楽から民謡や雅楽まで、広範な音楽領域で数々のグループやセッションに参加し、ライブ、コンサート、ミュージカル、テレビ、レコーディングなどの演奏活動を重ねる。
白築純(vo)とのオリジナル・ユニット「mcasi mcasi」で2002年にCDアルバム『ホコラ』を発表。実験的な試みの中に温かな音世界を構築している。
伊藤多喜雄、真梨邑ケイ、秋元順子などのサポートの他、作・編曲活動も多方面に渡る。

近年発表したCDアルバムは、大久保かおり(バンドネオン)によるユニット「bando-band」(2009)、岡村タカオ(ds)率いるジャズカルテット「Takao Band」(2009)、中野渡章子(vo)とのユニット「なかのむらぼ」(2014)、samA(vo)と日竎則彦(s.sax)率いるJAZZ&POPアコースティックユニット「samA & EAU DE MOND」(1st.2014/2nd.2015)、ネオ・ハイブリッド民謡ユニット「調草子 Kaori-ne」(2014) 、後述する「あわいびと」(2015)そして「中村力哉 Life is Now Trio」(2016)など。秋元順子のアルバムでもジャズ・スタンダード集『encore ~Jazz Standard~』(2010)を始めとして、多くのレコーディングにアレンジャー及びピアニストとして参加している。

東日本大震災を機に、美鵬成る駒(唄・太鼓)、佐藤錦水(尺八・篠笛)とともに被災地に伝わる唄をアレンジしてYouTubeに公開するプロジェクト「ひと粒のちから」をスタートし、ライブ演奏や写真家土田ヒロミ氏とのコラボレートなど、その活動の場を広げている。2015年、ユニット名「あわいびと」として、CDアルバム『ひと粒のちから ー里景色ー』をリリース。
2016年11月、世界の歴史的なアニメーション作品から選曲・ジャズアレンジした自身のリーダー・ピアノ・トリオによるCDアルバム『Frame by Frame』がアニドウ・レーベルよりリリースされる。

あわいびと Official Website


主な参加CD・DVD(発表順)

● mcasi mcasi「ホコラ」(2002年 リーダーCDアルバム 自主制作)
 (vo白築純とのユニットによるリーダー・アルバム。全曲を作・編曲。詳細

● 五十嵐はるみ「スウィング・ショウ」(CDアルバム 2005年 キングレコード)
 (アルバム中の6曲に参加)

● 秋元順子「コンサートツアー2008〜愛のままで…」(DVD 2008年 キングレコード)
 (全曲に参加)

● TAKAO BAND「Live at Airegin-2008」(CDアルバム 2009年 エアジン・レーベル)
 (メンバーとして全曲に参加。オリジナル曲3曲提供)

● bando-band「bando-band 1st」(CDアルバム 2009年 自主制作)
 (メンバーとして全曲に参加。詳細

● 秋元順子「愛する人のために」(2009年 CDアルバム キングレコード)
 (アルバム中の1曲で編曲とピアノを担当)

● 秋元順子「LIVE BEST~変わらぬ愛」(2010年 CDアルバム キングレコード)
 (全曲に参加)

● 秋元順子「encore ~Jazz Standard~」(2010年 CDアルバム キングレコード)
 (アルバム中の4曲で編曲とピアノを担当。詳細

● 平浩二「蝉しぐれ/微笑みの再会~アコースティック・ヴァージョン~」(2010年 CDシングル キングレコード)
 (2曲とも編曲とピアノ担当)

● 花岡優平「君が道標」(2012年 CDアルバム キングレコード)
 (アルバム中の2曲で編曲とピアノを担当)

● 広瀬倫子「償いの日々 ~愛していると言われたことがない~」(2013年 CDシングル ユニバーサルミュージック)
 (1曲でピアノを担当)

● 秋元順子「Dear Songs 〜夢をつないで〜」(2013年 CDアルバム キングレコード)
 (アルバム中の2曲でピアノを担当、うち1曲は編曲も担当)

● なかのむらぼ「まるの中と外」(2014年 Hocola Records 自主制作)
 (vo中野渡章子との共作マキシシングル)

● サマ&オーデモンド「ジャズ・アニメーションズ」(2014年 CDアルバム ヴィーナスレコード)
 (バンドメンバーとして参加、2曲でアレンジも担当。詳細

● 調草子 Kaori-ne「一の巻 Daikoku mai」(2014年 CDアルバム SHIRABENO Record 自主制作)
 (木津かおり、佐藤錦水、内田充、中村力哉、海沼正利の5人によるユニット。詳細

● 秋元順子「Junko Akimoto BEST 愛のままで…」(2014年 CDアルバム キングレコード)
 (「愛のままで・・・piano version」をアレンジ、歌とピアノのデュオで録音)

● 秋元順子「秋元順子 Concert 2014」(2014年 DVD キングレコード)
 (コンサートを収録。全曲に参加)

● あわいびと「ひと粒のちから ー 里景色 ー」(2015年 CDアルバム AWAI Records 自主制作)
 (東日本大震災に際してスタートしたユニット。被災地に伝わる唄をアレンジ。詳細

● サマ&オーデモンド「白夜のワルツ」(2015年 CDアルバム ヴィーナスレコード)
 (バンドメンバーとして参加、2曲を作曲提供、他4曲で編曲も担当。詳細

● なおみあき「流れ星」(2016年 CDシングル テイチク)
 (c/w曲「愛の砦」編曲とピアノを担当)

● 津軽三味線奏者・山中裕史「Rossi」(2016年 CDアルバム 自主制作)
 (アルバム中の1曲を津軽三味線とピアノのデュオで演奏)

● 朝風心愛「紙の月/永遠の虹」(2016年 CDシングル 日本クラウン)
 (「紙の月」編曲とピアノを担当)

● 秋元順子「秋元順子ベスト —シングルス—」(2016年 CDアルバム キングレコード)
 (2014年編曲及びピアノ担当の「愛のままで・・・piano version」を再収録)

● 小池順子「人生のほとりで」(2016年 CDシングル ACTRUS RECORD)
 (2曲とも編曲とピアノ担当)

● 中村力哉 Life is Now Trio 「Frame by Frame」(2016年 CDアルバム ANIDO RECORD)
 (全12曲を編曲。ピアノトリオによるリーダーアルバム。詳細

【その他】

● 「関東工業自動車大学校(KANTO Industrial College)校歌」作・編曲

● 「朝日山酒造CM曲」作・編曲

など、他多数。

※パンフレットなどに掲載していただく際、字数の少ないものが必要でしたらメールにてお問い合わせくださいませ。写真もプロフィール用あります。

2010年12月29日 (水)

2010年 WORKS

いよいよ明後日は大晦日。
今年発売された(私が編曲・演奏で関わった)CD作品をまとめてご紹介しておきます。

発売された順に。


Sign_2
秋元順子4th ALBUM
「encore ~Jazz Standard~」
KICX-763
税込定価¥2,800
2010年3月24日 発売
キングレコード
アルバム中、私が担当した曲は
Tr.01 : Besame Mucho
Tr.02 : Misty
Tr.04 : After You've Gone
Tr.10 : Exactly Like You
です。
このアルバムについて書いたログがこちら。
秋元順子ジャズ・アルバムのアレンジとレコーディング
スタンダード・アルバムであるということ〜秋元順子「encore」リリース〜


Kicx782
秋元順子5th ALBUM
「秋元順子LIVE BEST~変わらぬ愛~」
KICX-782
税込定価¥2,800
2010年9月22日 発売
キングレコード
これはライブ・アルバムです。
このアルバムについて書いたログがこちら。
秋ツアー始動と、ライブ・アルバム発売


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平浩二40周年記念シングル
「蝉しぐれ/微笑みの再会~アコースティック・ヴァージョン~」 
FBCM-117
税込定価1,200円
2010年12月8日発売
収録された2曲の編曲とレコーディングについて書いたログはこちら。
「蝉しぐれ」の編曲



今年も秋元順子さんのコンサートツアーやジャズライブなど、楽しくサポートさせて頂きました。
花岡優平さんのライブもありました。
また、大久保かおりさん(バンドネオン)をリーダーとするバンド「bando-band」も新たに広がりつつあったし、工藤武さん(津軽三味線)リーダーによる「SHAH」、ひび則彦さん(ソプラノサックス)リーダーによる「HIBI★Chazz-k」、井上憲司さん(シタール)と私のユニットなどなど・・、たくさんの刺激的なセッションに参加させて頂きました。

自分のリーダー・トリオ・ライブを2回できたことも、今年のトピックの一つでした。

一緒に演奏したミュージシャンたち、関係者の皆さま、応援してくださった方々、すべての人に感謝!です。

今日は横浜のディナー・クルーズ(サックスとピアノのデュオ)で、今年の仕事納めとなりました。

来年もどうぞよろしくお願いします。

by りき哉


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2010年12月25日 (土)

M.HASUI暗室ワークショップ参加の巻

ログ「暗室初体験の巻」から続く。

その後、早くまた暗室に行きたいと思いつつも叶わずにいたのだが、つい先日は、写真家 M.HASUI(蓮井幹生)氏のプリントワークショップに参加する機会を得た。

氏のブログを拝読していて、前々から参加したいと思っていたのだ。
初心者の私には過ぎたワークショップかも・・という不安も少しあったが、「一度でも暗室に入ったことのある人」という参加条件は辛うじてクリアしているので、迷わずに申し込んだ。
先着4名限定。

午前中にまず理論を学んだ後、午後は暗室でそれを実践(持参したモノクロ・ネガをバライタ印画紙にプリント)していくという流れ。
教えてくださる理論は、本に書いてあるような一般的なそれとは異なる、HASUI先生が独自に確立された方法論である。
わくわく心躍らせながら参加したワークショップは、その理論と実践がとても有意義であったのはもちろん、HASUI先生が語る言葉の隅々にその哲学が滲んでいて、濃密でとても楽しく刺激的なものだった。

印象的だったことは幾つもあるのだが、そのうちの一つは「写真(プリント)は工芸品足り得るもの」という言葉。

それは、まさに私が最近気づいたばかりのこと(ログ「写真は情報か物質か」に書いたこと)を強く再認識させる言葉でもあったし、実際そのことは、今回の実践(プリント)を通してつくづく実感するばかりであった。


Imgp1842
参加者からの写真悩み相談に、講義を離れて真剣に答えるHASUI先生。
その姿と窓からの光が何とも良い感じだったので、思わず「撮ってもいいですか?」とパシャリ。
とても情熱的かつ繊細なアーティスト(・・なので、音楽家としての私はとても共感を覚えることが多かった)。
今度は先生の作品展にぜひとも触れてみたい。
Mikio HASUI Photographer ブログ:http://blog.mhasui.com/



そしてワークショップの二日後は、復習を兼ねて一人レンタル暗室へ。
(今回は自宅から近い、新宿の「Place M's TOKYO DARKROOM」へ行ってみた)
学んだことをちゃんとプリントに活かすことができた(と思う)ので、ひとまず合格か。

暗室ワークは、ますます楽しくなる一方である。


・・・というわけで、(当ブログにしては珍しく)この数日で立て続けに(4本も)アップした「写真についての」ログは、取り敢えずここで一段落(のつもり)。

また追々書こうと思う。

一つ、ご報告し忘れていたこと。

当ブログのカテゴリーに、「Photo Life」を新設しました。
「随想録」や「OFFの日記」のログの中から、写真についてのログを「Photo Life」で一覧できるようにした次第です。


by りき哉

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2010年12月23日 (木)

暗室初体験の巻

Imgp9056

ログ「ようこそ!PENTAX LX」と、「写真は情報か物質か」からの続き。

そういうわけ(LXを購入したことと、写真の「モノ」としての意味に思い至ったこと)もあり、今年の初夏、ついに初めて暗室に入ったのである。

以前にここでちょっとご紹介した写真家の桑田瑞穂さんにレンタル暗室に行ってみたい旨を話したら、「では一緒に行きましょう!」と同伴・指導してくださったのだ。
(ああ、勿体ないほどのお話! 桑田さん、どうもありがとうございました!!)

暗室体験に先立ち、「ひとつのネガから実に多様な表現ができてしまうので、まずは現像所でノーマルにフィルム現像したネガを使ってプリントし、自分のなかの基準をつかむと良いでしょう」とアドバイスを頂いた。
よく写真を音楽に喩えて、「ネガは楽譜でプリントが演奏」というふうに言われるそうだ。
うーむ、なるほど、楽譜と演奏か。

そしていよいよ、膨らんだ期待と、LXで撮影したモノクロ・ネガ3本と、そのコンタクト・プリント(ベタ焼き)を携え、横浜のレンタル暗室「THE DARKROOM」へ。

ベタ焼きを眺め、焼くカットを選び、私は大キャビネ判で、1カットごとに幾通りも条件違いで試しながら、この日、全部で9カットを焼いた。

ああ、なんて楽しい!
印画紙に現れたモノクロ写真の美しさ。
息を凝らして(あるいは咄嗟に、あるいは何気なく)切り取った一瞬が、こんなタッチとトーンを持った写真になるのか!

私は、「モノとしての写真」の手触りと重みを、頭ではなく身を以て味わうことになった。

こういうふうに一枚一枚を丁寧に作り上げていくことを通して、その1カットに深く向き合うことができる。
時間の重みと確かな存在を実感することができる。

暗室には、コンピュータのディスプレイに表示された画像を見ているだけの体験とは明らかに次元の違う何かがあるように思えた。

今まで撮影するだけだった(しかもこの5年くらいはデジカメで撮ってディスプレイで観るだけだった)写真だが、ここへきてますますその奥へ入り込んでいきそうな予感・・。

今回購入していった印画紙は、ILFORDの多諧調RCペーパーで、半光沢・サテンというタイプだが、この質感はとても好きな感じで大正解だった。
(桑田さんも「これいいですね」と、とても気に入っていた。)
当面、この銘柄を常用とし、これはというカットをバライタ印画紙でチャレンジしてみたい。


記事トップの写真は、プリントしてきたばかりの写真を、帰宅して机に並べてみたところ。

by りき哉

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2010年12月22日 (水)

写真は情報か物質か

「写真を巡る初心者の思考」vol.6として

前回に引き続き、今回はログ「写真について解らないこと」で予告した三つの気付きについての二つ目。

一年近く前だったか、ある写真家が写真雑誌(アサヒカメラ)の中でさりげなく語っていた言葉に、思わずハッとした。

「写真は紙にプリントされて初めて『写真』である」

正確な文言は失念したが、きっぱりと言い切ったその要旨に触れた瞬間、私は「表現としての写真」というものについて、ああ、そうか!・・と、何かが解った気がした。

デジタルデータのまま(コンピュータのディスプレイで観るだけ)では写真ではなく、プリントされて初めて写真と呼べるのだ、という思想。
(私にはそれは「思想」と呼ぶに相応しいくらいの、大きなパラダイムシフトだった)

それまで私は、カメラを通して描かれた絵柄が写真だと(信念としてではなく、漠然と)思っていた。

しかし、「カメラを通して写し止められた二次元の絵柄」だけが写真なのではなくて、それは、紙の厚みと重さと手触りを伴った物質なのだ。
写真とは、そこに写された「情報」ではなく、実体のある「モノ」なのだ!

紙という手に触れることのできる、物体としての写真。

そういうふうに改めて捉えると、たとえば「写真を買う」ということの価値観が、より明確に理解できるようにも思えた。
(まだ写真を買ったことはないけど・・)

私が銀塩(フィルム)写真への、そして自分で印画紙にプリントすることへの興味をかき立てられたのは、この新たに明確に立ち現れた思想によるところが大きい(ように思う)。


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物質としての写真は、こうして手に持つことができる。
手にしている写真は、初めて暗室に入って自分でプリントした銀塩写真(のうちの一枚)。
(一方、コンピュータのディスプレイに表示された画像に手を触れることは「写真に触れること」ではなくて「ディスプレイのガラス面に触れること」に過ぎない)

・・というわけで、ついに暗室を初体験した話は次回に。。。


【補記】
この話の前提として、こちらのログもどうぞ↓

 記録と表現 (2010.5.31)


by りき哉

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2010年12月19日 (日)

写真から意味を断ち切るという見方

「写真を巡る初心者の思考」vol.5として

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ログ「写真について解らないこと」で予告した三つの気付きについて、今回はその一つ目。


昨年、写真を作品として観るときの自分なりの基準(方法)を一つ発見した。

写真から意味を外して観る、という方法だ。

被写体が人であったり物であったり風景であったり、そういう具象であっても、写真に現われた、ただその形や色などだけを観る。

それまで私は、子供の笑顔が写った写真は「子供の笑顔の写真」だと思って見ていたし、きれいな夕日を写した写真は「きれいな夕日の写真」だと思って見ていた。

しかし、それではいけない。
・・ということはないのだろうが、とにかく一度そういう「何が写っているのか」を見る見方を禁止してみるのだ。

子供を写した写真であっても、意味のない二次元の図形とか模様として眺めてみるのである。
子供の表情が良いとか、決定的瞬間であるとか、そういうことはいっさい考えない。

これは単に写真の、たとえば「構図だけを見る」ということではない(と思う)。
ある写真の構図について考えるときには、写っている内容(被写体のもつ意味)も関わってくるであろう。それは、主役と背景だとか、そこに写っているもの同士の何らかの関係を考量することになるはずだ。

そうではなくて、もっと徹底的に「記録された内容」を完全に取り払い、意味を断ち切る。

そうして眺めてみると、何となく写真の良し悪しの判断が、専門家のそれと一致することが多くなった(ような気がした)。

とくに、写っているものがつまらない(と自分が思う)ものであるとき、この見方は有効であるように思う。

写真に写っている物語に囚われていると、写真に現れた模様・図形としての美しさ・面白さを見逃してしまう。

「歌」から詞(の意味)を外すことで、「音楽」そのものが聴こえてくる。
・・ということと、似ている(気がする)。


記事トップの写真は、駿府公園・紅葉山庭園にて(2010年6月25日)。


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仙台港に入港する客船「飛鳥Ⅱ」から(2010年9月24日)。

by りき哉

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2010年12月16日 (木)

シタールピアノタブラ・ライブ後記

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12月15日、シタールとピアノにタブラをゲストに迎えたライブが無事終了。

どんな音楽になるだろうかと、自分たちも結果の予想を立てずに実験室に入るような気分でわくわくどきどきしながら迎えた本番は、とても良い感じの気に包まれて、熱いインプロビゼーションが炸裂したように思う。

今回演奏した曲目は、井上さんと私それぞれのオリジナル曲の他、トルコの古曲や、こういう楽器編成でやってみたいと私が以前からアイディアを温めていた某ジャズ曲など。
それに、シタールとタブラのデュオによるインド古典音楽もあったし、聴きに来てくれたジャズシンガーのMARKAさんが、飛び入りゲストでピアノとデュオでスタンダードを一曲歌ってくれたり。。

演奏終了後は皆さまから「来て良かった!」「聴き応えのあるライブだったね〜!」などなど好評を頂いて、私たちも冥利に尽きる思いだった。

音楽スタイルで言うと、ジャズ(に限らずいわゆる西洋音楽)とインド古典音楽とは、その土俵がまったく違う。
何より、音楽の「ルール」が違う。
「何を美しいと思うか」のモノサシが違う、と言っても良い。
もちろん、お互いに重なる部分もいろいろ見出せるにせよ、その隔たりを思うとちょっと気が遠くなりそうになるくらいである。

それは、私が今までたくさん経験してきた(日本の)民謡や雅楽とピアノのコラボレーションでも同じことが言えるわけだが、日本の古典音楽であれば何となく自分に自然と受け継がれている血肉みたいなものの実感がある。
しかし、インド古典音楽との真っ向取り組みは今回が初めてで、これは更にいろいろな面で自分の音楽的な視野や深度が試されるセッションになるであろうことは当初より予想に難くなく、果たしてライブは良い意味でとてもチャレンジングなものになったと感じている。

タブラで勉強したことは、もちろん今回のセッションに活きたと思うが、もっと自分の身体に浸透させたい。
(私は2004年から2年半ほどタブラをディネーシュさんに習った。今はレッスンはちょっとお休み中。)

このプロジェクトは今後もマイペースで続くことになりそうだ。
とても楽しみである。

ライブにお越し頂いた皆さま、どうもありがとうございました!

写真は本番前、リハーサルを終えたところの1カット。

ライブデータ
sitar  井上憲司
piano  中村力哉
tabla(ゲスト)ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ

2010年12月15日、浅草「ライブ・バー舵輪」にて。
井上さんのweb site
http://www.kenjiinoue.com/
ディネーシュさんの(タブラ教室の)web site
http://homepage3.nifty.com/kenya_nishikawa/

このライブのご案内ログがこちら。
シタールとピアノ!(と、タブラ!)


by りき哉

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2010年12月13日 (月)

シタールとピアノ!(と、タブラ!)

シタール演奏家の井上憲司さんと私(ピアノ)によるユニット、初ライブです!
そして今回は、タブラのディネーシュさんをゲストにお迎えします!

井上さんは、2003年にmcasi mcasiライブのゲストとしてお招きして以来の共演になります。
インド古典音楽だけでなく様々なジャンルでコラボレーションを展開している井上さんですが、今回は井上さんから「シタールとピアノで何かやりましょう」とお誘いいただき、7年越しにそれが実現することになりました。

そして2003年当時はその後に自分がタブラを習うことになるとは微塵も考えてもいなかったのですが、不思議なご縁というか必然というか、ふとタブラを習うことを電撃的に決心して師事したのが、ディネーシュさんです。(この4年くらいタブラの練習サボってますけど・・。すみません!先生。)
ディネーシュさんと(生徒としてではなくて、本業のピアニストとして)共演するのは、今回が初めてです。

インド古典音楽の専門家お二人と一緒に、ピアノでどうアプローチできるか、私もとてもワクワクしています。



2010年12月15日(水)
井上憲司 with 中村力哉ライブ

20:00スタート
チャージ:男性¥2,000 女性¥1,000

sitar  井上憲司
piano  中村力哉
ゲスト
tabla  ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディ

場所;浅草 ライブ・バー舵輪
東京都台東区浅草2-1-17-2F
TEL:03-3843-3789



写真はリハーサルでのカット。

Imgp1763
シタールの井上憲司さん
12月6日 hocola studioにて
井上さんのweb site
http://www.kenjiinoue.com/


Imgp1760
タブラのディネーシュさん
12月6日 hocola studioにて
ディネーシュさんの(タブラ教室の)web site
http://homepage3.nifty.com/kenya_nishikawa/

ライブ後記アップしました。
シタールピアノタブラ・ライブ後記

by りき哉

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