フォト

« 言語より先に音楽は生まれるか | トップページ | ブログ模様替えしました »

2010年5月20日 (木)

音楽を聴く耳・写真を観る目

音楽(に限らず一つのこと)を深く深く見つめていくことを真摯に長年続けていけば、他の(自分が勉強していない)分野についても深く洞察できるようになる(だろう)と、その時はまだ音楽のことも深く見えていなかった若い頃から、漠然と、というよりは信念に近いものとして、思っていた。
そして、実際に音楽についてあれこれ考えを巡らせることを(その密度・深さはさておき)ある程度の年月(それを生業にしてからは20年ほど)続けてきた今、その予想は当たっている(と思う)のか、というと、やはりその通りだった、とも思えるが、実際には専門外の分野についての自分の理解度は自分で判るはずもないので、それは想像の域を超えることはない。
ある分野における自分の理解度が自分で判らないことがすなわち自分がそれについて門外漢であることの定義である、と言っても良いだろう。

一つのことについて獲得した「深く見る目」は他のことにも応用することができるものだ、とやはり感じるものの、だからと言ってその応用の仕方は一概に決まるものでもないらしく、自分が音楽について解るのと同じレベルでいきなり写真についても解るようになる、ということはない。

一年半ほど前にヨドバシカメラの店頭でバナナのように叩き売られていたデジタル一眼レフカメラを購入してから、最近、私の中では写真(の見方)ついての興味がすこぶる増している。
以前(15年くらい前)から一眼レフ(もちろんフィルムの)カメラを使っていたが、それは単に旅の記録を残しておくためのものであり、雑誌「アサヒカメラ」をときどき買って見たりしてはいたものの、写真展に足を運ぶような、能動的にそれを鑑賞しようという姿勢も発想も持ち合わせていなかった。

いま私は「表現としての写真」を観る目に関してまったくの初心者だが、興味を持って見たり考えたりすると気づくことが沢山あって、その気づきがとても楽しい。

この興味が持続すれば、やがて(10年、20年くらい後には)中級者、上級者の仲間入りをしているかもしれない。尤も、この持続が凡人にとって一番困難なことであることは承知している。
でも一応それが持続することを想定して、現時点の私の写真に対する理解の浅さを記録しておきたいと思う。
これが「成長」記録になると良いのだが。

というわけで・・・、「写真を巡る初心者の思考」シリーズを始めるよ〜(どんなペースか、いつまで続くか判らないけど)、という予告まで。

この予告よりも前にアップしたログ「五月の光景」は、このシリーズの第一弾(vol.1)だったことにしよう。
また、ログ「言語より先に音楽は生まれるか」の末尾に掲載した写真とその解説の部分はシリーズvol.2であったことにする。

Imgp8040
電話ボックスに花壇の花が写り込み、複雑な空間を構成していた。
電話機(のプッシュボタン)にピントを合わせた。


text & photo by りき哉

« 言語より先に音楽は生まれるか | トップページ | ブログ模様替えしました »

1: 随想録」カテゴリの記事

5 : Photo Life」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 音楽を聴く耳・写真を観る目:

« 言語より先に音楽は生まれるか | トップページ | ブログ模様替えしました »

カテゴリー