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2008年8月29日 (金)

初秋のbando-bandライブ(9/3追記あり)

今度の火曜日(9/2)は 中目黒「楽屋」にて、「bando-band」のライブです。

Bandoband_picnic_2
葡萄酒  果実  湖  風  木  おしゃべり  犬  草  ねっころがる…

(イラスト&言葉 by 大久保かおり

このイラストは、今回新たに書き下ろされた2つある新曲のうちの一つ「絵画の中のピクニック」。
曲の世界を描いた絵でもあるでしょうし(音楽→絵)、
絵の風景を音楽にするための楽譜のようなものでもある(絵→音楽)、
と言って良いのかな。
この風景がライブではどんな音楽になるか、私たち自身も楽しみですが、皆様もどうぞお楽しみに!

詳細はライブページに。
bando-band のホームページはこちらです。

追記(9/3)
今回も大好評!とても楽しく盛り上がりました。
お越し下さったみなさま、どうもありがとうございました!
次回は11月18日(火)、同じく「楽屋」にて。
また応援よろしくお願いします!


by りき哉

2008年8月22日 (金)

稲刈り 2008

Inekari20085

まだまだ残暑厳しいお盆明け間もない昨日、朝から稲刈りに行ってきた。
房総は一宮で半農半ミュージシャンを実践する玉木一家のお手伝い。
農薬・化学肥料・除草剤を使わないオーガニック米である。

4月下旬の田植えはスケジュールが合わず行けなかったが、今回は雑草刈りでも手伝えたらいいと思って行ったら、もう早稲の稲刈りだった。
一枚目の田んぼが、ちょうど前日から始まったそうだ。グッドタイミング。

田んぼに着いたら、バインダー(稲刈り機)が故障中でこの一面は手で刈るとのこと。
作業を始める際に「ハチに刺されないように気をつけてね」と注意され、どうやって気をつければ良いのかと笑って訊ね返していたら、アブが腕に止まり、刺された。
指じゃなくて(演奏に支障なくて)良かったねと皆から慰められ、気を取り直して作業開始。

セミが鳴き、蛙やバッタやコオロギやいろいろな虫たちが足下を飛び跳ねる中、鎌でザクザクと稲を刈っていく。
刈った稲を適当な量にワラで括り、オダ(竹で組んだ物干みたいなもの)に掛けていく。
汗だくだが、草の匂いとそよぐ風が心地よい。
息子も玉木家の6歳になるげんちゃんに遊んでもらって田んぼを満喫している。

手で刈っていると、子供の頃によく言われた「ご飯を残すと目がつぶれるよ」という説教が思い出され、まったくその通りだ、ご飯を粗末にする奴はオレが許さん、という気持ちになってくる。
殆どレジャー気分で来ているくせに、収穫の喜びを共に味わえ、何だか尊い気分にまでなってくる。

お昼ご飯を挟んで夕方まで作業して、この一面の半分くらいが終わった。

昨年の初体験の時よりは要領を得て、私も「猫の手」くらいの戦力になれたのではないか。
(昨秋の稲刈り初体験記はこちら

田んぼのあと、日没になる前に皆で一宮の海へ行き、ちょっと泳いだ。
フルコースな一日を堪能。

一夜明けた今日は案の定、腰とモモの裏が筋肉痛だ。。。

今秋、スケジュールが合えばまた行きたいな。

Inekari20081

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by りき哉

2008年8月 8日 (金)

砂銀ウォーク

6月に行われた「金子雄生セッション」は、お越しいただいた方々から大変な好評を頂き、そのCD化を望む声が怒濤のごとく寄せられた、とのことだ。
その熱いご要望にお応えし、当初の予定にはなかったことなのだが、当日のライブ演奏がCD発売された。

4曲入りのミニアルバム。
数量限定のインディーズ版だが、収録されている非オリジナル曲のためにJASRAC登録も済んでいる。
残り3曲は金子雄生のオリジナル曲。

この音源は、サウンドアーティストの村井啓哲氏がライブの一部始終を録音していてくださったものである。
店の外を通るクルマの音や、さまざまな「演奏以外の」音も混じっていて、現場の臨場感たっぷり。

実は、収録されている「曲」は4曲だが、CDの1トラック目には「砂銀ウォーク」というタイトルの「サウンド」が収録されている。(だからCDには5トラック収録されている)
これは、村井氏が「砂町銀座」を歩いてライブ会場まで向かう様子を録音した「サウンドスケープ」である。
駅から商店街の音の中を抜け、店に入った瞬間に音像や雰囲気が変わり、やがて私たち演奏者が登場するまでの様子が、一連の連続した風景として記録されている。

このサウンドスケープが、7分8秒もある。
CDの完成前に金子雄生から内容を聞いた際、CDの一曲目にそれ(7分)はディープすぎるだろう、と再考を促した。
いや、私個人的にはそれはすこぶる面白い試みだと、心から同意する。
私は現代音楽やテクノ音楽を含むさまざまな実験的な音楽にも(その思想や発想にも)常々とても興味をもっているし、インスタレーションなどにも多大な刺激を受けたりしている。

しかし、「ごく普通の一般的な音楽ファン」には理解し難いのではないか。
CDを買って、最初の一曲目から延々と音楽ではない謎のサウンドを聴かされるのは「いいところ30秒くらいがマックスだろう」と。

しかし雄生と当セッションのアドバイザー的存在のT女史は、「いや、でもこれがまたいい味を出してるんだ」と言って、初志貫徹の様子だった。

完成したCDは、果たして7分8秒の「砂銀ウォーク」で始まる。

聴いてみた。
・・・言葉で感想を書くのは難しい。

しかし端的に言って、面白い。
思った以上に面白かった。
「いい味」の意味もよく解った。
少なくとも、この日のライブに思い入れのある人(我々主催側や、ライブを楽しんで頂いた方々)には、ドキュメンタリーとしても価値があるだろう。
でも私が面白いと感じたのは、ドキュメンタリーとしてだけではなくサウンド自体として、である。

録音としてのクオリティの高さも、面白いことの条件になっているのだろうか。
街の喧噪を録音すれば、いつでも同様に面白いのだろうか。
わからない。

わからないので、何度か聴いてみた。
聴く側に耳を澄ます準備がある限りは、何度聴いてみても(音楽と同様に)楽しめるサウンドである、ように思う。
自分が実際にライブ会場へ向かい、これからナマの音楽を体験するのだ、という時の高揚感も体感することができる。

R.マリー・シェーファーの提唱した「サウンドスケープ」という概念は、若かりし私の音楽的価値観を形成する上で最も影響を与えた基本的な姿勢であるが、「音楽に変換していない、音風景の素材そのまま」を「作品」として改めて体験することで、その概念の意義が鮮明に立ち表れてくるようにも感じた。

しかし、「一般的な音楽ファン」にも楽しんでもらえるかどうか、というと、やはり全く謎のままである。
うーむ、どうなんだろう。
静かに音に集中できる環境でないと、意味を持たないことは確かだ。

広く皆さんにお薦めはできないかも知れない。(と逆説的に言うことで皆さんに興味を持っていただけることを狙っています。)

残りの・・じゃなくて、本編の4曲については、リラックスしてテキトーな、熱い演奏が記録されている。
私としては、ナマピでなくデジピだという点がとても不本意ではあるのだけど、どうやら熱狂的に望まれたCD化であるようなので、こういう形で残るのは嬉しいことだ。

レコーディングしようと言って改まって演奏するのとは違う、この場限りだと信じてテキトーに演奏しているライブならではの大らかさと勢い、ハプニングがあって、そういうことがこのアルバムの魅力(の中のひとつ)になっているのだと思う。
あとでCD発売になる可能性があるのならもっとちゃんとした演奏をしておけば良かった、という後悔が頭をよぎるが、「ちゃんと」というのが一体どういうことなのか、これは難しい問題だ。
「ちゃんと」していないからこそ、その音楽の本質が表れている、という場合もある。
(このライブが「不真面目に演奏している」という意味では決してありません。為念。)

魅力と欠点は紙一重だ、ということを思う。

3曲目の「Sahara〜砂漠色の薔薇」は、私もハーモニーアレンジに加わった。いい曲だ。
4曲目「アフリカの太陽」は、殆ど何も決めごとなし、一期一会のフリーセッションに近い。

ところで、このセッションの次回ライブ@「Cafe PARISDOR」が10月7日(火曜)に決定。

あ、CDは1000円です。
ご希望の方はメールにて。
080612_yusei_session_cd

by りき哉

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