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2008年6月15日 (日)

金子雄生セッション#1

音楽への向き合い方というのは、それこそいろいろな姿勢があって、そのことを想像してみると気が遠くなるほどである。

先日、トランぺッターにして民族楽器奏者である金子雄生をリーダーとするセッションが、東京の下町・砂町銀座の小さな喫茶店「Cafe PARISDOR」であった。

彼とは過去に一度だけ共演したことがあった。
たぶん10年くらい前だったと思う。
彼のリーダー・グループに、トラ(代役)で私が参加したのだった。
その当時すでに彼はアフリカを主とした民族音楽に深く傾倒していて、独自の世界を展開していた。(という印象が強く残っている。)
たった一度会ったきりで、そのとき以来、二度目の共演である。

物事にはタイミングというのがある。
音楽への向き合い方が、たぶん、10年近くの時を経てお互いに重なり合うところが顕在化してきたのだろうと思う。

今回もう一人のメンバー、パーカッションの渡辺オサミとはセッション当日に初対面。
その二人と私によるトリオ。

一体、どんな曲をやるのか、いや、そもそも「曲」をやるのかどうか、何かコンセプトや思想の具現という目標があるのか、何も知らされないまま、そして私も訊きたいのを我慢して敢えて訊かないまま、当日を迎えたのだった。

お客さんは靴を脱いで、床に敷いた座布団に座って、小さな店内はギュウギュウの満員御礼。
(実はここで告知しようと思ったときは既に予約完売だったのでした。悲しいやら嬉しいやら。反省。)

音楽のフタを開けてみると・・・。
ビヨ〜ン、ブンブンドンドン、プヮワ〜ン、カシャカシャカシャ・・・
って、何のことか判んないね。
南米やアフリカや、オリジナルの民族楽器もたくさんあり、私もピアノ(デジピ)にKORGのKAOSS PADという飛び道具を使ったり、秘技のタブラも叩いたり。
上のオノマトペは、別に効果音のような音楽だけで終始したという意味ではもちろんなくて、美しいコード進行もあったり、いろいろなリズムがあったり・・・。

しかしそういう表面的なことを書いても、あの場の音楽については何も伝えられないだろう。

とても自由で、大らか。
テキトーだけど、真剣に音に立ち向かって行く。

こういう風に大らかに自由に演奏するには、共演者それぞれの「音楽への向き合い方」が多彩に重なり合っていないと成立しない。

前々回のログ「音楽を深く感じるために」に書いたこととも通ずるところがある。

他の場ではできないことをやれそうなこのセッション、これからの展開が非常に楽しみである。
ちょっと新たな世界に足を踏み出しちゃうかも。
それも必然のタイミングなのだ。
と思う。
ワクワク。

今回のセッションにお越し下さった方々、どうもありがとうございました!

追記(8/8)
このライブ録音がCD発売になりました。
その記事がこちら




date
2008.6.12
the session at parisdor
cornet,etc. 金子雄生
piano 中村力哉
percussion 渡辺おさみ





080612


























by りき哉





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